下顎反射

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

下顎反射(かがくはんしゃ)とは、三叉神経(第5脳神経)に由来する病的反射のこと[1]。 上位ニューロンに障害がある場合、軽く口を開いた状態で、下口唇のすぐ下にある下顎の中央を軽く叩くと、咬筋が収縮して一旦口が閉じる。正常では、みられないか、わずかにみられる程度である。

三叉神経の傷害を示唆するため、ALSではみられても、頸椎症ではみられない。

基本的な神経学身体所見のひとつである。

参照[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Neurological Examination”. 2008年2月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年2月17日閲覧。