ペニストン
ペニストン
| |
---|---|
マーケット通り | |
サウス・ヨークシャーにおけるペニストンの位置 | |
人口 | 24,760人 Wards (East and West) 2021 |
英式座標 | SE245033 |
- ロンドン | 155 mi (249 km) SSE |
教区 |
|
大都市バラ | |
都市カウンティ | |
リージョン | |
構成国 | イングランド |
国 | イギリス |
郵便地域 | Sheffield |
郵便番号 | S36 |
市外局番 | 01226 |
警察 | サウス・ヨークシャー |
消防 | サウス・ヨークシャー |
救急医療 | ヨークシャー |
欧州議会 | ヨークシャー・アンド・ザ・ハンバー |
英国議会 | |
ペニストン(ペニストーン、英語: Penistone [ˈpɛnɪstən] PEN-iss-tən)は、イギリスのイングランド・サウス・ヨークシャーにあるマーケットタウン、シビルパリッシュ。ドン川の南岸に位置する。人口は24,760人(2021年国勢調査[1] )。
名称
[編集]名称に男性器を意味する単語「Penis」が含まれていることから、珍地名として頻繁に紹介される[2][3]。ペニストンの最初の5文字の発音は [ˈpɛnᵻs](ペニス) で、身体の部位は[ˈpiːnɪs](ピーナス)と発音とするため両者は区別される。しかし綴りは同じであることから、インターネットの検閲に誤って引っかかることがしばしある(スカンソープ問題)。
起源は古く、1086年のドゥームズデイ・ブックではPengeston(e)またはPangestonとして掲載され、後の資料にはPeningstonとして記録されている[4]。意味はブリソン諸語のペン(頭、端、高さを意味する)と古英語の接尾辞ingおよびtun(農場または村を意味する)から、「ペニングの丘の農場」だと推測されている[5]。
歴史
[編集]1066年、この町はAilricが所有していた。町は1069年から1070年の北部の蹂躙で破壊された。1086年のドゥームズデイ・ブックは再植民を「無駄」と評価している。
13世紀ごろのジャイルズ・ペニストン卿はPenystonと名乗っていた[6]。
ペニストン布
[編集]ペニストンは粗野な手織りの布の「ペニストン布」で有名であった[7]。1601年に可決された布の加工を規制する法律(43 Eliz. 1 cap. 10)では、品質の悪いペニストン布を製造した織り手は罰則が科せられた[8]。18世紀までは家庭職工が各々で製造した布を持ち寄り、毎年開催される布市で販売していたが、羊毛商人への定期販売を促進するため、1768年に予約制の布地ホールが建設された[9] 。
また、1699年以前から羊を販売しており、王室の認可を受けたペニストン羊(Whitefaced Woodland)が飼育されていた[10]。
鉄道
[編集]1845年にウッドヘッド線が開通した。
1850年にペニストン線が開通し、ペニストン駅はマンチェスター、シェフィールド、ハダースフィールドの3都市を結ぶ乗換駅として栄えた。ウッドヘッド線は1970年に旅客運行を終了し、1990年代には線路が撤去された。
交通
[編集]ペニストン線のペニストン駅があり、ノーザン・トレインズが運行している。
バスはステージコーチ・ヨークシャー、サウス・ペナイン・コミュニティ・トランスポート(South Pennine Community Transport)、グローバル・ホリデーズ(バーンズリー)(Globe Holidays (Barnsley))、 TMトラベル(TM Travel)が運行されている。
経済
[編集]かつては農畜産物取引の中心であったファー・アンド・フェザーズ市場があった。2011年、ブラックバーン市場がオープンした。
毎月第2土曜日はペニストン・ファーマーズマーケットが開催される。
2007年、フェアトレード・タウンを宣言した[11]。
教育
[編集]1392年に開校したペニストン・グラマースクールがある。著名な卒業生は、盲目の数学者ニコラス・サンダーソン、国会議員のアン・キャンベル。
出身人物
[編集]姉妹都市
[編集]出典
[編集]- ^ “Office for National Statistics Census 2021 - Age (Penistone East/Penistone West)”. Office for National Statistics. 6 November 2023閲覧。
- ^ Lyall, Sarah (22 January 2009). “No Snickering: That Road Sign Means Something Else”. The New York Times 13 July 2014閲覧。
- ^ “13 Town Names We Can't Stop Laughing Over”. Cosmopolitan 13 July 2014閲覧。.
- ^ “Key to English Place-Names, Penistone”. kepn.nottingham.ac.uk. 22 October 2013閲覧。
- ^ en:Eilert Ekwall, The Concise Oxford Dictionary of English Place-names, p.362.
- ^ Barns-Graham, Peter (22 May 2009). “Pennyston1”. Families Database. [Stirnet](要購読契約). 4 April 2012閲覧。
- ^ Picken, Mary Brooks (1999). A dictionary of costume and fashion : historic and modern : with over 950 illustrations. Mineola, NY: Dover Publications. p. 247. ISBN 978-0-486-40294-9
- ^ Pickering, Danby (1763). Statutes at Large. VII. London: Charles Bathurst. pp. 56–57. OCLC 560464092
- ^ “1 AND 3, MARKET STREET, Penistone - 1314710 | Historic England” (英語). Historic England. 3 April 2023閲覧。
- ^ “Oklahoma State University website – page about Penistone sheep”. 3 November 2008時点のオリジナルよりアーカイブ。21 May 2008閲覧。
- ^ “Fairtrade Towns”. 1 February 2010時点のオリジナルよりアーカイブ。28 November 2008閲覧。
- ^ “UK Twin Towns”. Dorset Twinning Association. 24 June 2007時点のオリジナルよりアーカイブ。30 June 2007閲覧。