ベレッタ90-Two

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ベレッタ90-Two
ベレッタ90-Two
概要
種類 用・警察拳銃
製造国 イタリアの旗 イタリア
設計・製造 ベレッタ
性能
銃身長 125mm
119mm(バーテック)
109mm(コンパクト、センチュリオン)
ライフリング 6条右回り
使用弾薬 9x19mmパラベラム弾
9x21mm IMI弾
.40S&W弾
装弾数 17発(9x19mm)
15発(9x21mm)
12, 10発(.40S&W)
作動方式 ダブルアクション
プロップアップ式ショートリコイル
全長 217mm
重量 921g
銃口初速 381m/s
有効射程 50m
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ベレッタ90-Two(ベレッタ90 ツー)は、イタリアベレッタ社が生産・販売している自動拳銃である。

ベレッタ 92の発展型として2006年から発売され、9x19mmパラベラム弾9x21mm IMI弾.40S&W弾を使用する3つのモデルが存在するほか、撃発方式と安全装置の有無によっても3つのモデルに分けられている。

概要[編集]

前身となるベレッタ 92との相違点は、人間工学的に配慮された交換可能な一体型ポリマーグリップであり、これは、使用者が手の大きさに合わせたものを選ぶことができる。また、フレーム先端下部にピカティニー・レールを配し、フラッシュライトレーザーサイトといったアクセサリーを装着することが可能であり、このアクセサリー非装着時にレールを保護するプラスチック製プロテクターも付属している。更に、フレームとスライドの再設計により凹凸を廃し、全体的に丸みを帯びた形状となったことにより、ホルスターへの引っかかりが起こりづらくなった。

このほかにもスケルトンハンマーの採用、照準器の改良、装弾数の増加といった変更が加えられているものの、アルミニウム合金製フレームとスチール製スライドの組み合わせという点や、作動方式に関してはベレッタ 92と同一となっている。

バリエーション[編集]

Type F
DA/SA(コンベンショナルダブルアクション)型で、ベレッタ 92FSと同様のデコッカー兼用マニュアルセーフティーを備えているモデル。
Type G
DA/SA型だが、Type Fと異なりレバーにマニュアルセーフティー機能がなく、単なるデコッカーとなったモデル。
Type D
DAO型(ダブルアクションオンリー)型で、レバーが廃され、ハンマーもスパーレスハンマーとなっているモデル。

画像[編集]

登場作品[編集]

映画

96時間/リベンジ
ブライアン・ミルズが使用する。
RED/レッド
物語冒頭、主人公のフランク・モーゼズの家を襲った傭兵が装備。
コロンビアーナ
トータル・リコール
バイオハザードIV アフターライフ
クレア・レッドフィールドが使用する。
ロックアウト
マリオン・スノーが使用する。

小説

バニラ A sweet partner
主人公の一人、海棠ケイが銃器強奪犯から購入したものを使用する。

関連項目[編集]