コンテンツにスキップ

プロハイラックス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
プロハイラックス
地質時代
中新世前期 - 中期
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
上目 : アフリカ獣上目 Afrotheria
: イワダヌキ目 Hyracoidea
: プリオハイラックス科 Pliohyracidae
亜科 : プリオハイラックス亜科 Pliohyracinae
: プロハイラックス属 Prohyrax
学名
Prohyrax (Stromer1926)[1]
模式種
P. tertiarius (Stromer1926)
  • P. tertiarius
  • P. hendeyi

プロハイラックス (Prohyrax) は、新生代中新世前期・中期にかけてのアフリカ大陸に棲息したハイラックス絶滅したイワダヌキ目プリオハイラックス科に属する。

形態

[編集]

肩高約37cm。現生のケープハイラックスなどよりも大型である。現生種は歩行時やや這うような姿勢をとるが、プロハイラックスの手首足首の構造は、それとは異なり直立に近かった事を示している。また、四肢長骨も真っすぐ伸びており、高い姿勢を維持していたとされる。[2]頭骨は現生種に似るが、眼窩後縁が閉じており、また切歯後方の歯隙もかなり短い点が異なる[3]

分布

[編集]

アフリカ大陸ナミビアアリスドリフトより化石が出土。

脚注

[編集]
  1. ^ Paleobiology Database
  2. ^ 『アフリカの哺乳類』 160頁
  3. ^ 『アフリカの哺乳類』 161頁

関連項目

[編集]

参考文献

[編集]
  • Alen Turner、Mauricio Anton 著、富田幸光 訳『アフリカの哺乳類 : その進化と古環境の変遷』丸善、2007年、160–161頁頁。ISBN 978-4-621-07834-1