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フェリーつるぎ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
フェリーつるぎ
旧塗装の本船
基本情報
船種 フェリー
船籍 日本の旗 日本(1997-2020)
ギリシャの旗 ギリシャ(2020-)
所有者 南海フェリー
船舶整備公団
鉄道建設・運輸施設整備支援機構
→HORIZON SHIPPING
運用者 南海フェリー(2019年まで、)
建造所 臼杵造船所
姉妹船 フェリーかつらぎ
IMO番号 9168518
経歴
起工 1996年
進水 1997年
竣工 1997年7月2日[1]
就航 1997年7月16日[1]
引退 2019年12月15日
現況 運航終了
要目
総トン数 2,486 トン[1]
載貨重量 1,514 重量トン[1]
全長 108 m[1]
17.5 m[1]
深さ 11.1 m[1]
満載喫水 4.4 m[1]
機関方式 ディーゼル
主機関 ニイガタ 6MG41HX 2基[1]
推進器 2軸
出力 10,800馬力[1]
最大速力 21.6ノット[1]
航海速力 18.7ノット[1]
旅客定員 749名[1]
車両搭載数 8.5mトラック39台[1]
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フェリーつるぎは、南海フェリーが運航していたフェリー

概要

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フェリーたちばなの代船としてサノヤスが受注[1]臼杵造船所で建造され、1997年7月16日に和歌山 - 小松島航路に就航した。1999年4月、りんくうフェリーの航路開設にあたって転配されたが、同年10月には航路休止となり、和歌山 - 徳島航路に復帰した。

共有建造制度を利用して建造された船舶整備公団(現在の鉄道・運輸機構)との共有船である。

2019年12月15日、フェリーあい就航に伴い、引退[2]2020年ギリシャの船主へ売船され、船名を変え現在も運用中。

航路

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南海四国ライン

就航当初は四国側の発着地は小松島港だった。
本船とフェリーかつらぎの2隻で1日8往復を運航していた。早朝・深夜を除いて和歌山港駅発着の南海和歌山港線の列車に接続する。フェリーあいの就航に伴い、本船は運航終了した[3]

りんくうフェリー

  • 泉佐野港 - 徳島港(1999年)
本船とフェリーかつらぎの2隻で就航した。

設計

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船体は4層構造で最上層が操舵室および乗組員区画、2層の船室、最下層が車両甲板となっている。 ランプウェイは船首および船尾に装備する。ファンネルの直後に減揺水槽が設置されている。

交通エコロジー・モビリティ財団の海上交通バリアフリー施設整備助成事業の助成を受けて、2013年に段差解消スロープの設置などバリアフリー改造が行われた。船内にエレベーターは設置されていないため、車椅子などの場合はエレベーターの設置されているターミナルビルからボーディングブリッジで乗船するよう案内されている。

船内

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船室

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  • グリーン席(30席) - リクライニングシート
  • 絨毯席
  • 椅子席(80席) - リクライニングシート
  • ファミリー席(16席) - 4人がけテーブル席
  • ビジネスコーナー(6席) - 電源付ブース席
  • ドライバールーム

設備

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  • 売店
  • 自動販売機
  • ゲームコーナー

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 世界の艦船(1997年10月号,p63)
  2. ^ 新造船「フェリーあい」が就航いたします”. 南海フェリー. 2019年12月11日閲覧。
  3. ^ 【動画あり】汽笛を鳴らし別れを告げる 南海フェリー「フェリーつるぎ」が15日に引退|徳島の話題|徳島ニュース|徳島新聞”. 徳島新聞Web. 2019年12月16日閲覧。

外部リンク

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