ビートルジュースのソースを表示

{{pp-vandalism|small=yes}}
{{otheruses|映画|ミュージカル|ビートルジュース (ミュージカル)}}
{{Infobox Film|
| 作品名 = ビートルジュース
| 原題 = Beetlejuice
| 画像 =
| 画像サイズ = 
| 画像解説 = ロゴ
| 監督 = [[ティム・バートン]]
| 脚本 = {{仮リンク|マイケル・マクダウェル|en|Michael McDowell (author)}}<br />{{仮リンク|ウォーレン・スカーレン|en|Warren Skaaren}}
| 原案 = マイケル・マクダウェル<br />ラリー・ウィルソン
| 製作 = マイケル・ベンダー<br />{{仮リンク|ラリー・ウィルソン|en|Larry Wilson (screenwriter)}}<br />リチャード・ハシモト
| 製作総指揮 = 
| 出演者 = [[アレック・ボールドウィン]]<br />[[ジーナ・デイヴィス]]<br />[[ジェフリー・ジョーンズ]]<br />[[キャサリン・オハラ]]<br />[[ウィノナ・ライダー]]<br />[[マイケル・キートン]]
| 音楽 = [[ダニー・エルフマン]]
| 撮影 = [[トーマス・E・アッカーマン|トーマス・アッカーマン]]
| 編集 = {{仮リンク|ジェーン・カーソン|en|Jane Kurson}}
| 配給 = [[ワーナー・ブラザース]]
| 公開 = {{flagicon|USA}} 1988年3月30日<br />{{flagicon|JPN}} 1988年12月10日
| 上映時間 = 92分
| 製作国 = {{USA}}
| 言語 = [[英語]]
| 制作費 = $15,000,000
| 興行収入 = {{flagicon|USA}} $74,664,632<ref name="boxofficemojo">{{Cite Box Office Mojo |id=0094721 |title=Beetlejuice (1988) |accessdate=2024-08-26 |publisher_hide=1 |language=en-US}}</ref>
| 前作 = 
| 次作 = [[ビートルジュース ビートルジュース]]
| 配給収入 = {{flagicon|JPN}} 4億円<ref>『キネマ旬報』1989年2月下旬号</ref>
}}
『'''ビートルジュース'''』（''Beetlejuice''）は、[[ティム・バートン]]監督によるホラーコメディ映画。ビートルジュースという名前は[[ベテルギウス]]の英語読みの発音にbeetle（カブトムシ）とjuice（ジュース）を当てはめたものである。[[アメリカ合衆国|アメリカ]]では1988年3月29日に[[プレミア]]上映されたのち、3月30日に公開され、週末[[興行成績]]で初登場から4週連続で1位になり、11週間トップ10内にとどまる大ヒットとなった。第61回（1988年度）[[アカデミー賞]]にて[[アカデミーメイクアップ賞|メイクアップ賞]]を受賞した。

== ストーリー ==
[[ニューイングランド]]ののどかな田舎町に住むアダムとバーバラの夫婦は、車の運転中に事故で橋から自動車ごと転落しあえなく死んでしまう。2人は[[幽霊]]になったが、それをなかなか自覚できない。しかし家の外に出ると、サンドウォームのような怪物に襲われ、屋根裏部屋には「新しく死者になった者へのガイドブック」が置かれていたため、ようやく自覚した。

やがてその家に、[[ニューヨーク]]から金儲けの機会を絶えず狙っているチャールズと、一人よがりの彫刻を作っている妻デリア、前妻との娘で妙に冷めているリディアの一家が越して来た。アダムらは彼らを追い出そうと脅かすが、一家には彼らの姿は見えないらしく、まるで効果がない。ハンドブックを頼りに、後世社会(アフター・ライフ)のケースワーカー・ジュノに相談すると、「ビートルジュースにだけは頼んではいけない」と忠告を受ける。ビートルジュースは正式にはベテルギウスといい、人間を追い出すバイオ・エクソシストの仕事をしている人物のことで、効果はないどころかトラブルが起きるだけだという。一方、一家のひとり娘である孤独なリディアは2人の幽霊の存在に気付き、彼らは仲良くなる。

ある日、チャールズが友人を呼んでパーティを開いたことを機に、アダムらは脅かそうと試みる。その場にいたリディア以外の人物に[[バナナ・ボート]]を踊らせてみたが、彼らは驚くどころかチャールズは幽霊博物館を作って金儲けをしようと計画する。仕方なくアダムとバーバラはビートルジュースを呼び出したが、口八丁手八丁でスケベな彼は大騒動を巻き起こす。

== キャスト ==
※括弧内は日本語吹替
* ビートルジュース - [[マイケル・キートン]]（[[西川のりお]]）
* アダム・メイトランド - [[アレック・ボールドウィン]]（[[安原義人]]）
* バーバラ・メイトランド - [[ジーナ・デイヴィス]]（[[あべ静江]]）
* チャールズ・ディーツ - [[ジェフリー・ジョーンズ]]（[[佐古正人|佐古雅誉]]）
* デリア・ディーツ - [[キャサリン・オハラ]]（[[藤田淑子]]）
* リディア・ディーツ - [[ウィノナ・ライダー]]（[[勝生真沙子]]）
* ジュノ - [[シルヴィア・シドニー]]（[[京田尚子]]）
* オーソ - [[グレン・シャディックス]]（[[石丸博也]]）
* マクシー・ディーン - [[ロバート・グーレ]]（[[曽我部和恭]]）
* 伝道師 - [[トニー・コックス (俳優)|トニー・コックス]]（演） / [[ジャック・エンジェル]]（声）

== 製作 ==
1985年公開の映画『[[ピーウィーの大冒険]]』を成功させたティム・バートンのもとには多数の脚本が送られてくるようになったが、そのほとんどはバートンを失望させるような想像力に欠けたものだった。そのような状況の中で、バートンはマイケル・マクダウェルが書き上げた『ビートルジュース』の脚本に出会う。マクダウェルの脚本に感銘を受けたバートンは『ビートルジュース』の監督を引き受け、この映画を大ヒットへと導いた<ref>Salisbury, Mark; Burton, Tim (2006). Burton on Burton. Faber and Faber. p. 54. ISBN 0-571-22926-3.</ref>。

== 配役 ==
キャスティングにおいて、当初リディアの母親役には『[[アダムス・ファミリー]]』のモーティシア役で知られる[[アンジェリカ・ヒューストン]]が演じる予定だったが、病気のために[[キャサリン・オハラ]]が同役を演じた。尚、オハラは同作品の美術を担当したボー・ウェルチと出会い結婚した。

リディア役には数々の若手女優が候補に挙がり、[[ジェニファー・コネリー]]、[[サラ・ジェシカ・パーカー]]、[[ジュリエット・ルイス]]、[[ブルック・シールズ]]、[[ダイアン・レイン]]らがいた。

== 評価 ==
[[レビュー・アグリゲーター]]の[[Rotten Tomatoes]]では62件のレビューで支持率は85%、平均点は7.20/10となった<ref>{{Cite rt |id=beetlejuice |type=movie |title=Beetlejuice |accessdate=2024-08-26 |language=en}}</ref>。[[Metacritic]]では19件のレビューを基に加重平均値が71/100となった<ref>{{Cite mc |id=beetlejuice |type=movie |title=Beetlejuice |accessdate=2024-08-26 |language=en}}</ref>。

== アニメ（カートゥーン）版 ==
実写映画を元に製作された[[アニメーション]]版『{{仮リンク|ビートルジュース (アニメ)|en|Beetlejuice (TV series)|label=ビートルジュース}}』は映画公開の翌年（1989年 - 1991年）に、テレビシリーズとして[[アメリカ]]・[[カナダ]]の合作でアニメ化された。全4シーズン、109話。アメリカ合衆国では第3ジーズンまで[[アメリカン・ブロードキャスティング・カンパニー|ABC放送]]で放送。第4シーズンは[[フォックス放送]]内の[[Fox Kids]]にて放送された。

また、他国では[[カートゥーン ネットワーク]]などでも放送されたりもした。

なお、日本では「ビートルジュース20周年記念 特別版」の[[DVD-Video]]と[[Blu-ray Disc]]の特典として一部だけ見る事ができる。

* 名探偵ビートルジュース（12分）
* クローゼットの中のガイコツたち（12分）
* 恐怖のブティック（12分）

=== 声の出演 ===
* ビートルジュース - スティーブン・ウィメッテ
* リディア - アリソン・コート
* デリア - エリザベス・ハンナ

== テーマパーク ==
[[ファイル:Beetlejuice at Universal Studios Hollywood.JPG|thumb|ユニバーサル・スタジオ・ハリウッドにて]]

[[ユニバーサル・スタジオ・ジャパン]]にて上演されているアトラクション、『[[ユニバーサル・モンスター・ライブ・ロックンロール・ショー]]』<ref>USJ開園後暫くは"ロッキン・ミッドナイト・モンスター・フェスト"というタイトルだった。</ref>および[[ユニバーサル・スタジオ・フロリダ]]とで上演されていたショー（''[[:en:Beetlejuice's Rock and Roll Graveyard Revue|Beetlejuice's Rock and Roll Graveyard Revue]]''）の司会進行を務めている。ユニバーサル・スタジオ・フロリダにおけるショーのビートルジュースは[[ウォーリー・ウィンガート]]が1994年から1997年まで演じた。

ショー内容は映画のシナリオとはさほど関係が無く、特に日本版のビートルジュースの挙動は映画のキャラクターとはやや離れているため、USJ版を先に見慣れている人が映画版を見るとやや違和感を覚えることもある。映画版の原型を垣間見ることが出来るのはショー冒頭で客に自分の名前を三回呼ばせるところなどである<ref>映画ではこれがビートルジュースとの契約の意思表明である。</ref>。ちなみに、映画自体はワーナー映画製作のため、USJのガイドマップなどの著作権クレジットにはその旨が書いてある。

フロリダの内容は長らく日本のそれのほぼ逆輸入の内容だったが<ref>設立自体は1992年とオーランドの方が早いが、USJオープン後に日本とほぼ同内容への変更があった。</ref>、2006年に再び変更があり、日本とはまた違った内容になっている。

かつてはフロリダ、[[ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド|ハリウッド]]のアッパー・ロットにも存在したが、ハリウッドでは1999年に、フロリダでは2016年に閉鎖された。陽気な墓場のDJというキャラクターが人気を博し日本ではパークのほかのキャラクターと共に[[USJスペシャルショー]]にも出演。

== 舞台 ==
{{Main|ビートルジュース (ミュージカル)}}

2016年、{{仮リンク|アレックス・ティンバーズ|en|Alex Timbers}}の演出、[[ワーナー・ブラザース]]のプロデュース、{{仮リンク|エディ・パーフェクト|en|Eddie Perfect}}作詞作曲、{{仮リンク|スコット・ブラウン (作家)|en|Scott Brown (writer)|label=スコット・ブラウン}}および{{仮リンク|アンソニー・キング (作家)|en|Anthony King (writer)|label=アンソニー・キング}}脚本による[[ブロードウェイ・シアター|ブロードウェイ]]・ミュージカル版の制作が開始した<ref>{{Cite news|url=https://eiga.com/news/20160830/11/|title=ティム・バートン監督「ビートルジュース」がブロードウェイミュージカルに|newspaper=映画.com|date=2016-08-30|accessdate=2022-08-24}}</ref>。{{仮リンク|クリストファー・フィッツジェラルド (俳優)|en|Christopher Fitzgerald (actor)|label=クリストファー・フィッツジェラルド}}が主演で読み合わせが行なわれ、その後クリス・ククルが音楽監督、コナー・ギャラガーが振付となった.<ref>{{Cite web |title=The Beetlejuice Musical Finds Its Writing Team {{!}} Playbill |url=http://www.playbill.com/article/the-beetlejuice-musical-finds-its-writing-team |url-status=live |archive-url=https://web.archive.org/web/20170615003749/http://www.playbill.com/article/the-beetlejuice-musical-finds-its-writing-team |archive-date=2017-06-15 |access-date=2017-05-31 |website=Playbill |date=2017-03-29 |language=en}}</ref>。2018年10月14日から11月18日の期間限定でワシントンD.C.のナショナル・シアターにてブロードウェイを見据えた試験興行が行なわれ、{{仮リンク|アレックス・ブライトマン|en|Alex Brightman}}が[[タイトル・ロール]]のビートルジュース役を演じた<ref>{{Cite web |title=Beetlejuice Musical Sets Spring 2019 Broadway Opening Date {{!}} Playbill |url=http://www.playbill.com/article/beetlejuice-musical-sets-spring-2019-broadway-opening-date |url-status=live |archive-url=https://web.archive.org/web/20181219023938/http://www.playbill.com/article/beetlejuice-musical-sets-spring-2019-broadway-opening-date |archive-date=2018-12-19 |access-date=2018-09-14 |website=Playbill |date=2018-09-13 |language=en}}</ref>。

2019年12月、ウィンター・ガーデンでの公演が[[ヒュー・ジャックマン]]と{{仮リンク|サットン・フォスター|en|Sutton Foster}}主演の『[[ザ・ミュージックマン]]』再演のために2020年6月6日に閉幕することが発表された。別の劇場を模索していたが、2020年3月、コロナウィルスの世界的蔓延によりブロードウェイ全公演が上演中止となった。その後、北米ツアー公演を含み世界中で上演されることとなった。2022年4月8日、マーキー・シアターにてブロードウェイ公演が再開した。

== 続編 ==
{{Main|ビートルジュース ビートルジュース}}

2023年に続編が制作され、2024年9月6日にアメリカで公開予定<ref>{{cite news|url=https://www.cinematoday.jp/news/N0136740|title=ティム・バートン『ビートルジュース』続編が2024年公開「ウェンズデー」女優が出演|publisher=シネマトゥデイ|date=2023-05-10|accessdate=2023-11-29}}</ref>。[[マイケル・キートン]]や[[ウィノナ・ライダー]]、[[キャサリン・オハラ]]が前作に引き続いて出演する。

== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
=== 出典 ===
{{Reflist}}
== 外部リンク ==
* [https://www.warnerbros.com/movies/beetlejuice WarnerBros.com | Beetlejuice | Movies]{{en icon}}
* {{Allcinema title|18931}}
* {{Kinejun title|7614}}
* {{Amg movie|4624|Beetlejuice}}
* {{IMDb title|0094721|Beetlejuice}}

{{ティム・バートン監督作品}}
{{サターン賞 ホラー映画賞}}
{{DEFAULTSORT:ひいとるしゆうす}}
[[Category:1988年の映画]]
[[Category:アメリカ合衆国のホラーコメディ映画]]
[[Category:アメリカ合衆国のファンタジー映画]]
[[Category:霊を題材とした映画]]
[[Category:アメリカ合衆国北東部を舞台とした映画作品]]
[[Category:死後の世界を舞台とした映画作品]]
[[Category:バーモント州で製作された映画作品]]
[[Category:ティム・バートンの監督映画]]
[[Category:ダニー・エルフマンの作曲映画]]
[[Category:ワーナー・ブラザースの作品]]
[[Category:アカデミー賞受賞作]]
[[Category:サターン賞受賞作品]]
[[Category:カルト映画]]