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ハビエル・カステリャーノ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ハビエル・カステリャーノ
基本情報
国籍 ベネズエラの旗 ベネズエラ
生年月日 (1977-10-23) 1977年10月23日(47歳)
騎手情報
初免許年 1996年
通算勝利 4226勝以上
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ハビエル・カステリャーノJavier Castellano、香港表記:卡素蘭奴、1977年10月23日 - )は、アメリカ合衆国ニューヨーク地区を拠点とする騎手である。

出身地はベネズエラマラカイボ。現在はニューヨーク在住。父と伯父は共にヴェネズエラの騎手、兄弟のアベルJr.はフロリダを本拠地にしている騎手で、妻と娘の3人家族。姓はカステラーノまたはキャステラーノ、名はハヴィエルと表記される場合もある。

来歴

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1996年、ベネズエラで騎手となる。

1997年6月、渡米し、南フロリダを拠点とする。7月31日に渡米後初勝利を挙げた。

2001年、代理人のアドバイスによりニューヨーク地区を本拠地とし、同年ニューヨーク地区6位となり、翌2002年には2位となった。

2003年、北米で1232戦181勝、約950万ドル獲得し賞金15位となり北米のトップジョッキーとして頭角を現す。

2004年、ブリーダーズカップ・クラシックゴーストザッパーに騎乗して制し、ブリーダーズカップ初騎乗で初勝利を挙げた。同年は1283戦213勝の成績を残した。

2005年、北米で1158戦206勝を挙げる。

2006年、プリークネスステークスバーナーディニに騎乗して制し、アメリカクラシック競走初勝利を挙げた。また同年の第20回ワールドスーパージョッキーズシリーズ出場のため初来日を果たした。中央競馬初騎乗となった12月3日に阪神競馬場で行われた3歳以上500万下競走では10番人気だったケイアイシャープに騎乗して13着、ワールドスーパージョッキーズシリーズは6ポイントで最下位の14位と散々な結果に終わった。

2008年11月、ジャパンカップへ出走するマーシュサイドと共に2年ぶりに来日したが、マーシュサイドが感冒のためレース前日に出走を取消したため同競走への騎乗が出来なくなり、騎乗せずに帰国した。

2010年11月5日、BCマラソンでプリンスウィルアイアムに騎乗、2位入線するが10着に降着となった。この際の騎乗を巡ってカルヴィン・ボレルと公衆の面前で殴り合いとなり、騎乗停止および罰金の処分を受けた。このため、同月14日に予定していたエリザベス女王杯でのアーヴェイへの騎乗が危ぶまれたが、裁判所に不服申し立てを行った結果、処分保留となって来日が可能となった。なお、エリザベス女王杯は16着に終わった。

2013年、2620万ドルの賞金を稼ぎ、エクリプス賞最優秀騎手を受賞した。

2017年、アメリカ競馬名誉の殿堂博物館入りを果たした。

2023年、メイジとのコンビでケンタッキーダービー初制覇。

主な騎乗馬

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G1競走優勝馬(騎乗時)
重賞競走優勝馬(騎乗時)

外部リンク

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