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ニューやまと

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ニューやまと
基本情報
船種 フェリー
船籍 日本の旗 日本(1983-1996)
フィリピンの旗 フィリピン
所有者 阪九フェリー(1983-1996)
運用者 阪九フェリー(1983-1996)
建造所 神田造船所川尻工場(第277番船)[1]
姉妹船 ニューみやこ
建造費 45億円[2]
航行区域 沿海[1]
船級 JG(第二種船)[1]
IMO番号 8217063
改名 ニューやまと(1983-1996)
PRINCESS OF THE UNIVERSE(1996-2011)
経歴
起工 1983年4月2日[1]
進水 1983年7月12日[1]
竣工 1983年10月11日[1]
就航 1983年10月16日
運航終了 1996年2月21日
最後 2011年インドで解体
要目
総トン数 11,919 トン[1]
載貨重量 4,999.30 トン[1]
全長 173.00 m[1]
垂線間長 160.00 m[1]
型幅 26.80 m[1]
型深さ 9.00 m[1]
満載喫水 6.18 m[1]
機関方式 ディーゼル
主機関 三菱-MAN 12V52/55 2基[1]
推進器 5翼2軸[1]
最大出力 14,000 PS(連続)[1]
定格出力 20,400 PS(常用)[1]
最大速力 24,246 ノット[1]
航海速力 21.0 ノット[1]
航続距離 2,500海里[1]
旅客定員 711名[1]
乗組員 39名[1]
車両搭載数 トラック136台、乗用車133台[1]
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ニューやまとは、阪九フェリーが運航していたフェリー

概要

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神田造船所川尻工場で建造され、1983年10月16日に泉大津航路に就航した。本船の就航により、従来、泉佐野航路に就航していた第三十二阪九は神戸航路へ転配され、神戸航路に就航していた第十六阪九が引退した。

1996年2月21日、泉大津航路の減便により引退した。

その後、フィリピンスルピシオラインズ英語版へ売却され、PRINCESS OF THE UNIVERSEとして就航した。

2011年、スクラップとしてインドへ売却され、回航の後、解体された。

航路

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阪九フェリー

  • 新門司港 - 泉大津港

設計

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7000総トン級だった前船から、11,000総トン級と大型化した。船型は長距離フェリーでは初の船尾双胴型とし[2]、船体は4層構造で上部から操舵室および2層の旅客区画、その下に2層の車両甲板となっていた[3]

車両甲板の側面は大型の開口部が並んでおり、その後の新造船にも継承された。

船内

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船室

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船室タイプの一覧[3]
クラス 部屋数 定員 設備
貴賓室 2名×1室 2名
特等室 2名×2室 4名
一等和室 3名×8室 24名
一等洋室 4名×18室
2名×8室
88名
二等和室 166名×1区画
180名×1区画
345名
二等洋室 8名×15室 120名
ドライバー室 128名

設備

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A甲板[3]
  • 特等室
  • 一等室
  • 多目的ホール
  • 一等喫煙室
B甲板[3]
  • 一等室
  • 二等室
  • エントランス
  • ラウンジ
  • ゲームコーナー
  • レストラン
  • バー
  • 麻雀ルーム
  • 大浴場
  • ドライバーズルーム
  • ドライバー浴室
車両甲板[3]
  • C甲板:トラック・乗用車兼用(8.5mトラック×36台・乗用車133台)
  • D甲板:トラック専用区域(8.5mトラック×100台)

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w 船の科学(1984年1月号,p16)
  2. ^ a b 阪九フェリー 泉大津⇔北九州(小倉)に船尾双胴型ニューやまと就航 阪神~北九州航路開設十五周年迎え - 内航近海海運1983年12月号
  3. ^ a b c d e 船の科学(1984年1月号,p54-63)

参考文献

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  • 「新造船写真集(No.423)」『船の科学』第37巻第1号、船舶技術協会、1984年1月10日、ISSN 0387-0863NDLJP:32318592016年12月9日閲覧