トレノ賞

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トレノ賞
開催国 日本の旗 日本
主催者 高知県競馬組合
競馬場 高知競馬場
創設 1997年5月4日
2023年の情報
距離 ダート1300m
格付け 重賞
賞金 1着賞金1000万円
出走条件 サラブレッド系3歳以上オープン
負担重量 定量(3歳56kg、4歳以上57kg、牝馬2kg減)
出典 [1]
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トレノ賞(トレノしょう)は、高知県競馬組合高知競馬場で施行する地方競馬重賞競走である。正式名称は「高知さんさんテレビ杯 トレノ賞」、高知さんさんテレビが優勝杯を提供している。

概要[編集]

1997年サラ系重賞として5月に別定重量のダート1400メートルで開催されていたが、2000年を最後に休止。2008年7月に、3歳以上定量のダート1300メートルと条件を変えて8年ぶりにこのレースが復活した。2009年から2011年までは近畿・中国・四国地区交流、2012年は中国・四国地区交流として施行された。

レース名称「トレノ」の由来は、スペイン語の「雷鳴」からきている。

建依別賞へのステップレースとされており、上位3着までに入った馬に、建依別賞の優先出走権が付与される[1]

条件・賞金等(2023年)[編集]

出走条件
サラブレッド系3歳以上、高知所属。
負担重量
定量で、3歳56kg、4歳以上57kg、牝馬2kg減[1]
賞金額
1着1000万円、2着350万円、3着200万円、4着150万円、5着100万円、6着以下50万円[1]
優先出走権付与
上位3着までに入った馬に建依別賞の優先出走権が付与される。

歴代優勝馬[編集]

回数 施行日 距離 優勝馬 性齢 所属 タイム 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1997年5月4日 1400m ノルディクダンサー 牡7 高知 1:29:3 北野真弘 宗石大 狩野律子
第2回 1998年5月24日 1400m ノルディクダンサー 牡8 高知 1:29:3 今村賢治 宗石大 狩野律子
第3回 1999年5月16日 1400m メイショウタイカン 牡9 高知 1:29:4 中西達也 浜田隆憲 大束賢次
第4回 2000年5月14日 1400m メイショウタイカン 牡10 高知 1:28:6 中西達也 浜田隆憲 大束賢次
第5回 2008年7月19日 1300m ロマンタッチ 牡6 高知 1:27:0 別府真衣 打越初男 古味裕章
第6回 2009年7月24日 1300m スパイナルコード 牡5 高知 1:24:9 西川敏弘 大関吉明 西森鶴
第7回 2010年7月16日 1300m フサイチバルドル 9 高知 1:22:9 赤岡修次 田中守 (組)KSDドリーム
第8回 2011年7月1日 1300m マルハチゲティ 牡5 高知 1:23:3 倉兼育康 松木啓助 中山純子
第9回 2012年7月22日 1300m コスモワッチミー 牡4 高知 1:23:8 赤岡修次 田中守 鈴木秀敏
第10回 2013年7月21日 1300m エプソムアーロン 牡9 高知 1:24:8 永森大智 雑賀正光 宮崎冴子
第11回 2014年7月20日 1300m ファイアーフロート 牡8 高知 1:24:6 赤岡修次 松木啓助 岡林英雄
第12回 2015年7月19日 1300m エプソムアーロン 牡11 高知 1:20:9 永森大智 雑賀正光 宮崎冴子
第13回 2016年7月24日 1300m メイショウツチヤマ 牡9 高知 1:23.3 中田貴士 松木啓助 中山純子
第14回 2017年7月23日 1300m ヒロノカイザー 牡4 高知 1:23.4 中西達也 細川忠義 門脇ゆり
第15回 2018年7月1日 1300m サクラインザスカイ 牡9 高知 1:22.2 林謙佑 田中守 谷岡真喜
第16回 2019年7月21日 1300m ケイマ 牡6 高知 1:21.3 西川敏弘 別府真司 石川幸司
第17回 2020年7月19日 1300m ダノングッド 牡8 高知 1:21.8 西川敏弘 別府真司 組)志士十二組合
第18回 2021年7月18日 1300m スペルマロン 騸7 高知 1:20.8 倉兼育康 別府真司 西森功
第19回 2022年7月17日 1300m ダノングッド 牡10 高知 1:22.5 多田羅誠也 別府真司 組)志士十二組合
第20回 2023年7月16日 1300m アポロティアモ 牡6 高知 1:22.5 吉原寛人 田中守 伊藤とみ枝

各回競走結果の出典[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c d 令和5年度 高知競馬番組編成要領” (PDF). 高知けいばオフィシャルサイト. 2022年7月17日閲覧。

参考資料[編集]