トヨタ・137E
表示
この記事には独自研究が含まれているおそれがあります。 |
トヨタ・137Eは、トヨタ自動車がレース用に作成したガソリンエンジン。3Kをベースにヤマハ発動機が開発したDOHC16バルブシリンダーヘッドを搭載したスペシャルエンジン。プランジャーポンプ式インジェクションやスライド式4連独立スロットルバルブを装備していた。
概要
[編集]1974年からマイナーツーリングカーレースで優勝する目的で作製し、1,300ccクラスの車両に搭載していた。搭載していた車両はトヨタ・スターレット (KP47) 。レストアされ、動体保存されている車両がある。もともと、3Kは1,200ccだが、137Eは4ミリボアを広げ、1,300ccへと排気量を増加させていた。このエンジンは、当時レギュレーションで年間50機製作し届け出れば認められた、エボリューション品である[1]。
スペック
[編集]- 形式:137E(3K-R)
- 排気量:1.3L(1,296cc)
- カムシャフトの位置及びバルブ数:DOHC 16バルブ
- ボア×ストローク:79.0×66.0mm
- オイル循環方式:ドライサンプ
- 燃料供給方式:プランジャーポンプ式インジェクション(日本電装製)
- スロットバルブ:4連独立スライド方式
- 最高許容回転数:10,000〜10,500rpm(常用域:8,500〜9,500rpm)
- 最高出力:180馬力
脚注
[編集]- ^ Best MOTORing社発行のDVD「TSマシン列伝」参照