デナウ
表示
デナウ Denov / Денов | |
---|---|
サイード・アタリク・マドラサ | |
北緯38度16分 東経67度54分 / 北緯38.267度 東経67.900度 | |
国 | ウズベキスタン |
州 | スルハンダリヤ州 |
建設 | 1958年 |
政府 | |
• 種別 | 市 |
標高 | 511 m |
人口 (2012年) | |
• 合計 | 103,130人 |
等時帯 | UTC+5 |
郵便番号 |
190501-190507[1] |
市外局番 | +998-7641 |
デナウ(ウズベク語: Denov, Денов、タジク語: Деҳнав、ロシア語: Денау)はウズベキスタン・スルハンダリヤ州の都市である。州都テルメズより150km北東にある。推定人口10万人[2]。タジキスタンとの国境付近にあり、ギッサール山脈の麓にある。タジキスタン側の国境の町トゥルスンゾダからは約50km。Denauと表記されることもある[3]。付近にはスルハンダリヤ川が流れる。(ダリヤは「川」を意味する。)
概要
[編集]ソビエト連邦統治下の1929年に鉄道が敷かれ、1958年に市として設立された。都市名は「新しい街」を意味する[4]。
現在の主な産業は綿の製造と、バターやワイン、ウォッカなどの食品産業である[5]。
デナウの南約20kmのところに、バクトリアを勢力下におき、大夏を滅ぼした大月氏の都とされるダルヴェルジン・テペ遺跡とその離宮とされるカラバグ・テパ遺跡があり[6]、発掘調査が進められている。
2012年には、バイスンとデナウを結ぶ電線がウズベクテレコム (Uzbektelecom) により開通している[7]。
気候
[編集]ケッペンの気候区分ではステップ気候に属し、降水量は少ない。1月の平均気温は3.6℃、7月の平均気温は28.4℃となっている。
交通
[編集]2011年にウズベキスタン鉄道のタシュケント-デナウ間ルートが開通している[8]。
人口構成
[編集]ウズベク人が90%以上を占めている。外国人としては、割合の多い順に、タジク人、タタール人、ロシア人が住んでいる。
教育機関
[編集]出身人物
[編集]- シャリーフ・エルガシェフ (1916-1978) - 軍人、大祖国戦争に参加、ボグダン・フメリニツキー一等勲章受章者
ギャラリー
[編集]-
サイード・アタリク・マドラサ内部の様子
-
デナウの綿集積センター
-
デナウ付近のダルヴェルジン・テペ遺跡
-
遺跡で発見された金とカーネリアンのネックレス
-
デナウの砦(写真奥)
出典
[編集]- ^ Postal Code Search - Denov postcodesdb.com、2012年10月25日閲覧。
- ^ World Gazetteer - Denau world-gazetteer.com、2012年10月25日閲覧。
- ^ Surkhan-Daryo province uzinfoinvest.uz、2012年10月25日閲覧。
- ^ Denau History, monuments and pictures of Denau orexca.com、2012年10月25日閲覧。
- ^ DENAU WINE-VODKA PLANT yellowpages.uz、2012年10月25日閲覧。
- ^ 【特別寄稿】日本の友人のみなさまへ カラバグ・テパ遺跡の発掘について - バハドゥル・トルグノフ ユーラシアンホットライン、2012年10月25日閲覧。
- ^ Uzbekistan to link Baisun and Denau with optic fiber line uzdaily.com、2012年4月9日掲載、2012年10月25日閲覧。
- ^ Uzbekistan Temir Yollari opens passenger train on Tashkent-Denau route uzdaily.com、2011年2月6日掲載、2012年10月25日閲覧。
- ^ Sayid Atalik Medrese, Denau advantour.com、2012年10月25日閲覧。
- ^ 草の根無償資金協力 地域・国名別 平成14年度 政府開発援助ODAホームページ、2012年10月25日閲覧。