テイスパス (アルメニア神話)
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テイスパス(TheispasもしくはTeisheba、Teišeba)はクメヌで信仰されたアルメニア神話における天候の神で、嵐と雷を司るとされており、時には戦争の神ともなる。ハルディとシヴィニと共に、ウラルトゥの三大最高神と崇められた。古代アララトの街、テイセバ(Teyseba)とテイシェバイニ(Teishebaini)の由来元。アッシリア神話におけるアダド、ヒンドゥー教のインドラおよびフルリ神話のテシャブに相当する。多くの場合は雄牛の上に立つ、稲妻を握った成人男性として描かれる。配偶神はフルリ神話の女神であるヘバトに相当するフバである。[1]
脚注
[編集]- ^ Piotrovsky, Boris B. (1969). The Ancient Civilization of Urartu: An Archaeological Adventure. Cowles Book Co.. ISBN 0-214-66793-6