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タイタンMAX

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
タイタンV時代。2011年撮影

タイタンMAX(タイタンマックス)は、福岡県北九州市八幡東区東田に存在したテーマパークスペースワールドの大型ローラーコースターのひとつ。1994年(平成6年)3月4日開業。開業時の名称は「流星ライナー タイタン」。最初のリニューアルから2015年1月25日までは「ミッションライナー タイタンV」の名称で運行され、2015年3月20日より選曲機能を搭載し、座席を覆うカバーを極力少なくむき出し状態にした新車両が導入され、タイタンMAX(タイタンマックス)としてリニューアルされた。

概要

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マグナムブースターザターンヴィーナスGPと共に、スペースワールドを代表する三大コースターのひとつであった。

米国シダーポイントにある「マグナム XL-200(en:Magnum XL-200)」と同型機である[1]。なおタイタンMAXへの改修はアロー社の資産を吸収したS&S社の親会社である三精テクノロジーズが担当している。

演出としては、タイタンMAXリニューアル前には、記憶力のテストと称してスタート前に「V(ブイ)サイン」と言うポーズを覚え、ゴール後にクルーの「サインは?」という呼び掛けに対し「V(ブイ)!」と答えるという演出があった。また、コース中のどこかにあるキーワードの書かれた3つのボードを見つける、という演出もあった。なお、そのボードに書かれていたキーワードは、「アース」「フリー」「ヒューマン」であった。

MAX改修後にはゲートオープンの際に「ミュージックスキャン!」とコールしたり、発車時には「タイタンMAX、ミュージックスタート!」とコールしたりするなど、音楽をコンセプトとした世界観を演出していた。また、走行中に聞くことの出来る音楽は、期間限定のコラボ音声の企画が数多く行われ、走行中に英語を聞くことができるもの、お経を聞くことが出来るものなどがあった。

また、コース中盤にある下りながらの左カーブ後に右カーブを上る部分は「タイタンカーブ」と呼ばれ、車両の全長に対してかなり小さく急なカーブが特徴的であった。その為、直前で大きく減速するブロックブレーキが設置されていた。

車両

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  • タイタンVまでは1両6人乗り(2人×3列)の車両が6両連結された計36人乗り。
  • タイタンMAXでは1両4人乗り(2人×2列)の車両が6両連結された計24人乗り。各車両前列の座席は足が床につかない仕様になっている。

スペック

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  • 最高速度 - 114.4km/h[1]
  • 最高部高度 - 56.4m[1]
  • 最大落差 - 54m[1]
  • 最大傾斜角 - 60度[1]
  • 最大加速度 - 3.7G[1]
  • コース全長 - 1,523m[1]
  • 所要時間 - 約3分[1]
  • 定員 - 24名(4人乗り×6両)
  • 乗車規定 - 身長120cm以上(身長130cmまでは保護者同伴が必要)
  • 製造メーカー - アロー社(アメリカ)[1]

その他

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  • 2007年12月31日、ホームに入る直前に3、4両目をつなぐ連結器が外れ、減速していた前方車両に後続が追突し、負傷者を出す事故を起こした[2]
  • タイタンVの「V」は、ギリシャ数字の5と、平和のピースを意味するVサインを表している。
  • タイタンMAXの「MAX」には、音楽(Music)を聴きながら空中(Air)かけ(X)抜ける最高(MAX)のコースター、という意味が込められている。ゲートオープン時にスタッフが「ミュージックスキャン」、またスタート時に「タイタンMAX ミュージックスタート!」という掛け声を行うような演出も見られた。
  • 園内の3大コースター(他2つはザターンとヴィーナスGP)の中で最も怖いと説明されていた。他の2つの安全バーは肩まで覆うタイプ(いわゆるハーネス型の安全バー)だが、タイタンは腹部を押さえるバーのみである為。尚、2番目に怖いのはヴィーナスGP、最も怖くないのはザターンであった。後方に行く程スリルが高くなり、タイタンMAXでは後方かつ足が床に着かない後ろから2列目(6両目の前列)の座席が最も怖いと説明されていた。

関連項目

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脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i グラビア どこまでいくんだこのスリル! ビッグ3、計90億円が投じられたニューコンセプトYEAR・1994 - アミューズメント産業1994年3月号(アミューズメント産業出版)
  2. ^ タイタン追突事故ワードボックス 2009年2月27日 西日本新聞

外部リンク

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