ジョーカー (スティーヴ・ミラー・バンドの曲)
「ジョーカー」 | ||||||||
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スティーヴ・ミラー・バンド の シングル | ||||||||
初出アルバム『ジョーカー』 | ||||||||
B面 | サムシング・トゥ・ビリーヴ・イン | |||||||
リリース | ||||||||
規格 | 7インチ・シングル | |||||||
録音 | ロサンゼルス、キャピトル・スタジオ | |||||||
ジャンル | ロック | |||||||
時間 | ||||||||
レーベル | キャピトル・レコード | |||||||
作詞・作曲 | スティーヴ・ミラー | |||||||
プロデュース | スティーヴ・ミラー | |||||||
チャート最高順位 | ||||||||
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スティーヴ・ミラー・バンド シングル 年表 | ||||||||
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「ジョーカー」(The Joker)は、スティーヴ・ミラー・バンドが1973年に発表した楽曲。全米1位を記録。また、1990年にリバイバルヒットし、4つの国で1位を記録した。
概要
[編集]スティーヴ・ミラーは、ザ・クローバーズが1954年に発表した「Lovey Dovey」(R&Bチャート2位)から歌詞を拝借して本作品を書いた。同曲の冒頭の「You're the cutest thing that I did ever see / I really love your peaches, wanna shake your tree / Lovey dovey, lovey dovey, all the time」はほぼそのまま使われた。
ドゥーワップ・グループのザ・メダリオンズの「The Letter」からも引用が行われている。グループのメンバーで曲を書いたヴァーノン・グリーンは、想像上のエロティックな紙人形を意味する「The puppetutes of love」という造語を編み出した[2]。ミラーはこの言葉を聴き間違え、「ジョーカー」の歌詞にさらなる新しい言葉「The pompatus of love」を入れた[3]。
1973年10月、シングルとして発売[1]。同月発売の同名のアルバムにも収録された。
1974年1月12日付のビルボード・Hot 100で1位を記録。カナダで2位を記録した。
1990年、リーバイスは「501」のテレビコマーシャルに「ジョーカー」を使用した。高層ビルの上層階に位置する証券会社。オフィスはトレーダーたちがひしめき合っている。エレベーターが開くと、サングラスをかけたバイカーが現れ、人々の間を乗り回す。男は一人の赤毛の女性に目を付け、501を彼女の机に放り投げる。女性はスカートを脱いでジーンズにはきかえ、バイクの後部座席にまたがる。夕暮れ時。橋に向かってバイクは進む。
ヒュー・ジョンソンが監督したこのコマーシャルの影響により、本作品は世界各国でリバイバルヒットした。イギリス、アイルランド、オランダ、ニュージーランドは1位、ノルウェーは2位、スウェーデンは4位、オーストリア、スイス、ベルギーは5位を記録した。
脚注
[編集]- ^ a b 45cat - Steve Miller Band - The Joker / Something To Believe In - Capitol - USA - 3732
- ^ 'In Steve Miller's "The Joker," what is "the pompatus of love"?'
- ^ "S03E06". Never Mind the Buzzcocks. BBC2。
関連項目
[編集]先代 ジム・クロウチ 「タイム・イン・ア・ボトル」 |
Billboard Hot 100 第1位 1974年1月12日(1週) |
次代 アル・ウィルソン 「ショー・アンド・テル」 |
先代 ボンバルリーナ 「ビキニスタイルのお嬢さん」 |
全英シングルチャート 第1位 1990年9月15日 - 9月22日(2週) |
次代 マリア・マッキー 「ショー・ミー・ヘヴン」 |