ジャック・オベール

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ジャック・オベール(Jacques Aubert, 1689年9月30日 - 1753年5月19日)は、フランス作曲家ヴァイオリニスト

生涯[編集]

パリ出身。ジャン=バティスト・スナイエに師事した後、コンデ公ルイ・アンリにヴァイオリニストとして仕える。宮廷の弦楽合奏団「フランス王の24のヴィオロン」のメンバーを経て、1728年から1752年までパリ国立オペラのコンサートマスターを務めた。また1729年から10年以上にわたってコンセール・スピリチュエルにもたびたび出演し、アルカンジェロ・コレッリアントニオ・ヴィヴァルディの作品を取り上げるとともに、『4つのヴァイオリンと通奏低音のための協奏曲』などの自作曲を演奏した。これらの活動により、ジャン=ジョゼフ・ド・モンドンヴィルジャン=マリー・ルクレールとともに、フランス音楽にイタリア的なヴィルトゥオーシティをもたらした。

ベルヴィルで死去。息子のジャン=ルイ・オベールも音楽家であり、また劇作家・詩人・ジャーナリストとして活躍した。

文献[編集]

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