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クリストファー・ハコン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
クリストファー・ハコン
FRS
生誕 Christopher Derek Hacon
(1970-02-14) 1970年2月14日(54歳)
イギリス, マンチェスター
国籍 イギリス
イタリア
アメリカ合衆国
研究分野 数学
研究機関 ユタ大学
出身校 カリフォルニア大学ロサンゼルス校
博士論文 Seshadri Constants of Ample Vector Bundles Divisors on Principally Polarized Abelian Varieties (1998)
博士課程
指導教員
ロバート・ラザースフェルド英語版
主な受賞歴 クレイ研究賞 (2007)
コール賞 (2009)
フェルトリネッリ賞英語版 (2011)
数学ブレイクスルー賞 (2018)
配偶者 アレクサンドラ・ジョヴァノビッチ=ハコン
プロジェクト:人物伝
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クリストファー・デレク・ハコン FRS (Christopher Derek Hacon, 1970年2月14日 - )は、イギリスとイタリアとアメリカ合衆国の国籍を持つ数学者[1]。現在ユタ大学で数学の特別教授(distinguished professor, DP)を務め、大統領寄付講座を開催している。研究対象は代数幾何学である。

ハコンはマンチェスターに生まれ、イタリアで育ち、ピサ高等師範学校を卒業し、1992年ピサ大学で数学の学士号を得た。1998年カリフォルニア大学ロサンゼルス校で、ロバート・ラザースフェルド英語版の指導の下、博士号を取得した。

賞と栄誉

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2007年、ハコンはジェームズ・マッカーナンと共同で、「3以上の次元の代数多様体双有理幾何学、特にフリップの存在の帰納的証明」の業績に対し、クレイ研究賞を受賞した[2]

2009年、マッカーナンと共同で、代数に対する顕著な貢献に対し、コール賞を受賞した[3]

2010年、ハイデラバードで開かれた国際数学者会議にて、「代数幾何学」の題目で招待講演を行った[4]

2011年、イタリアのアカデミーであるアッカデーミア・デイ・リンチェイより、数学・力学と応用におけるフェルトリネッリ賞英語版を受賞した[要出典]

2012年、アメリカ数学会のフェローに選出された[5]

2012年、サイモンズ財団の研究者になった[6]

2015年、アメリカ数学会のムーア賞を受賞した[7]

2017年、アメリカ芸術科学アカデミーの会員に選出された[8]

2017年、ジェームズ・マッカーナンと共同で、2018年の数学ブレイクスルー賞を受賞した[9]

2018年、米国科学アカデミーの会員に選出された。

2019年、王立協会フェローに選出された[10]

出典

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  1. ^ As Hacon states in his Curriculum Vitae
  2. ^ Clay Research Awards”. Clay Mathematics Institute. 2022年4月14日閲覧。
  3. ^ 2009 Cole Prize in Algebra”. 2022年4月14日閲覧。
  4. ^ ICM Plenary and Invited Speakers”. International Congress of Mathematicians. 2022年4月14日閲覧。
  5. ^ List of Fellows of the American Mathematical Society, retrieved 2013-01-19.
  6. ^ Simons Investigators Awardees, The Simons Foundation
  7. ^ AMS Moore Prize, retrieved 2015-12-01.
  8. ^ 2017 Fellows of the American Academy of Arts and Sciences, retrieved 2017-12-1.
  9. ^ Breakthrough Prize, retrieved 2017-4-12.
  10. ^ Distinguished scientists elected as Fellows and Foreign Members of the Royal Society | Royal Society” (英語). royalsociety.org. 18 April 2019閲覧。

外部リンク

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