クイーンフィッシュ (原子力潜水艦)
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艦歴 | |
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発注 | 1963年3月26日 |
起工 | 1964年5月11日 |
進水 | 1966年2月25日 |
就役 | 1966年12月6日 |
退役 | 1992年4月14日 |
除籍 | 1992年4月14日 |
その後 | 原子力艦再利用プログラム |
性能諸元 | |
排水量 | 4,060トン |
全長 | 89 m (292 ft) |
全幅 | 9.4 m (31 ft) |
吃水 | 7.6 m (25 ft) |
機関 | S5W reactor |
最大速 | 20+ ノット |
乗員 | 士官14名、兵員99名 |
兵装 | 21インチ魚雷発射管4基、 サブロック |
モットー |
クイーンフィッシュ (USS Queenfish, SSN-651) は、アメリカ海軍のスタージョン級原子力潜水艦の9番艦。艦名は北アメリカの太平洋岸に生息する小型の食用魚クイーンフィッシュに因む。その名を持つ艦としてはバラオ級潜水艦105番艦(SS/AGSS-393)以来2隻目。
艦歴
[編集]クイーンフィッシュの建造は1963年3月26日にバージニア州ニューポート・ニューズのニューポート・ニューズ造船所に発注され、1964年5月11日に起工した。1966年2月25日にジュリア・B・ハンセンによって命名、進水し、1966年12月6日にジャクソン・B・リチャード艦長の指揮下就役する。
クイーンフィッシュは1976年後半にソ連海軍のエコー級またはゴルフ級潜水艦と衝突している。クイーンフィッシュはグアムに停泊したが、その損傷を隠すためすぐにキャンバスで覆われた。1基の潜望鏡が曲がり、セイルの水平蛇も曲がっていた。船体中央部から後部にかけて擦られた跡があり、他の艦のスクリューが接触したことで生じた損傷と考えられた[1]。
クイーンフィッシュは1991年11月8日に退役し、1992年4月14日に除籍された。その後ワシントン州ブレマートンで原子力艦再利用プログラムの下1992年5月1日に解体作業が始まり、1993年4月7日に廃棄が完了した。
注
[編集]- ^ Sontag, et.als [1988=2000 上: 295-328]。この事件の衝突相手であったエコー級潜水艦の元艦長のインタビューを含む。
文献
[編集]- Sontag, Sherry, et.als, 1988, Blind Man's Bluff: The Untold Story of American Submarine Espionage, Public Affairs, ISBN 1891620088. = 2000、平賀 秀明訳、『潜水艦諜報戦(上・下)』、新潮社 ISBN 4102900128(上巻) / ISBN 4102900136(下巻)
外部リンク
[編集]- navsource.org
- New York Times story about the 1970 Arctic ocean surface mapping mission. by William J. Broad 18 March 2008
- この記事はアメリカ合衆国政府の著作物であるDictionary of American Naval Fighting Shipsに由来する文章を含んでいます。