カンリン
表示
カンリン | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
各言語での名称 | ||||||
| ||||||
分類 | ||||||
関連楽器 | ||||||
カンリン(チベット語: རྐང་གླིང་།、ワイリー方式: rkang-gling)はチベット語で「脚の笛」を意味する気鳴楽器である。多くは人間の大腿骨でつくられる[1]が、木製のものも存在する。2本1組でチベット仏教の葬式や儀式に用いられる[2]。
製法
[編集]亡くなった人間の大腿骨または脛骨[1]を切り、金属製のマウスピースを取り付ける。犯罪者や非業の死を遂げた人の大腿骨が好まれるが、尊敬する僧侶のものも用いられる[3]。
儀式
[編集]→「en:Chöd § Ritual_objects」も参照
カンリンは、寺院の外でチュウ・ダマルと鐘を使って行われるチベット仏教のチュウの儀式で、プルバなどの儀式用の道具と一緒に使われる。
脚注
[編集]- ^ a b Attala, Luci; Steel, Louise (2019-05-01) (英語). Body Matters: Exploring the Materiality of the Human Body. Cardiff, Wales: University of Wales Press. pp. 166. ISBN 978-1-78683-416-4
- ^ “楽器図鑑 カンリン”. 文化デジタルライブラリー. 日本芸術文化振興会. 2024年3月5日閲覧。
- ^ Andrea Loseries-Leick (2008). Tibetan Mahayoga Tantra: An Ethno Historical Study of Skulls, Bones and Relics. B.R. Pub. Corp. pp. 225