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カムチャツカ地震

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

カムチャツカ地震(カムチャツカじしん)は、1952年11月4日04:58(現地時間。協定世界時では11月4日16:58)にカムチャツカ半島沖(北緯52度18分 東経161度00分 / 北緯52.3度 東経161.0度 / 52.3; 161.0[1])を震源として発生した超巨大地震である。

概要

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千島海溝付近における海溝型地震で、マグニチュードモーメントマグニチュード、M)は9.0の超巨大地震である。津波は日本では遡上高8.5メートルであり、第一波の高さは1.0メートルであった。約3,000キロメートル離れたハワイ諸島西端のミッドウェイ島にも到達した。

規模が大きい地震(20世紀以降・世界)
順位 名称 発生日(UTC 規模(Mw
1 チリ、バルディビア 1960年5月22日 9.5
2 アラスカ、プリンス・ウィリアム湾 1964年3月28日 9.2
3 スマトラ島・アンダマン諸島 2004年12月26日 9.1
東北地方太平洋沖地震 2011年3月11日
5 カムチャツカ半島東方沖 1952年11月5日 9.0
6 チリ、ビオビオ 2010年2月27日 8.8
エクアドル・コロンビア 1906年1月31日
8 アリューシャン列島、ラット諸島 1965年2月4日 8.7
9 アリューシャン列島、ユニマク島 1946年4月1日 8.6
アッサム・チベット 1950年8月15日
アリューシャン列島、アンドレアノフ諸島 1957年3月9日
スマトラ島北部 2005年3月28日
スマトラ島北部西方沖 2012年4月11日
規模はアメリカ地質調査所による

カムチャツカ半島沖では、1737年にもM9.0 - 9.3の規模と推定される地震が発生している。

被害

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セベロクリリスクにある津波犠牲者の慰霊碑

この地震では15 - 18メートル規模の津波が3度にわたり発生しカムチャツカ地方から千島列島にかけての沿岸を襲来、北千島の中心地・セベロクリリスクでは最初の津波で高台に避難していた住民が戻ってきたところに二度目の津波に巻き込まれ、公式統計によると当時の人口6,000人のうち2,336人が死亡した[2]。それ以外にも電話などの通信の不通などの被害をもたらした。

脚注

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  1. ^ 理科年表 2022年 802ページ
  2. ^ Сливное землетрясение (цунами) 1952 года.”. 2022年5月19日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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