カウボーイズ・インターナショナル
カウボーイズ・インターナショナル Cowboys International | |
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出身地 | イングランド |
ジャンル | ニュー・ウェイヴ、シンセポップ |
活動期間 | 1979年 - 1980年、2003年 - |
レーベル | ヴァージン・レコード、Pnuma |
共同作業者 | ザ・クラッシュ、パブリック・イメージ・リミテッド、ジェネレーションX、デパートメントS、スージー・アンド・ザ・バンシーズ、Rema-Rema、アダム&ジ・アンツ、ウルフメン、ネオ、ラジオ・スターズ、The Civilians、The Fallout Club、Tiger Lily、ウルトラヴォックス |
メンバー | ケン・ロッキー |
旧メンバー |
キース・レヴィン エヴァン・チャールズ テリー・チャイムズ リック・ジャックス ジミー・ヒューズ アラン・ローリングス マルコ・ピローニ ポール・サイモン リー・ロビンソン スティーヴィー・シアーズ ピート・ジョーンズ ロブ・ドイル |
カウボーイズ・インターナショナル(Cowboys International、「Cowboys International®」として様式化された)は、1979年に1枚の影響力のあるアルバム『The Original Sin』、および1980年に解散する前に数少ない45インチ・シングルを発表した、ボーカリスト兼ソングライターのケン・ロッキーによって結成されたニュー・ウェイヴ、シンセポップ・バンドである。
略歴
[編集]1970年代後半、ケン・ロッキーとキース・レヴィンは、「The Quick Spurts」というバンドに参加していた[1]。その名前をカウボーイズ・インターナショナルに変更すると、メンバーはリード・ボーカルのロッキー、ギターのリック・ジャックス、ベースのジミー・ヒューズ(元The Banned)、ピアノのエヴァン・チャールズ、そしてドラムで元ザ・クラッシュのテリー・チャイムズとなった。このラインナップは、パブリック・イメージ・リミテッドに在籍していたレヴィンの助けを借りて、1979年にアルバム『The Original Sin』をレコーディングし、リリースした。
アルバムのリリースとツアーの後、バンドは重要なラインナップの変更を受けた。チャイムズ(ビリー・アイドルのジェネレーションXに参加)は、ポール・サイモン(元ネオ、ラジオ・スターズ、The Civilians)に交代となった。ジャックスはアラン・ローリングスに、そして1980年にバンドでいくつかのマテリアルをレコーディングしたマルコ・ピローニ(アダム&ジ・アンツのメンバー)へと代わっていったが、元ウルトラヴォックスのスティーヴ・シアーズに交代となった。ヒューズ(オリジナル・ミラーズに加入)は、元ボニーMで有名なリー・ロビンソンと交代したが[2]、後にピート・ジョーンズに置き換えられた。最後のバンドのラインナップ(ロッキー、チャールズ、ジョーンズ、サイモン、シアーズ)が、最後のバンドによるツアーを行い、ベルリンのカントキノ・シアターで終了。バンドは1980年後半に解散した[3]。
バンドの解散後、ロッキーは他の元メンバーであるサイモンとシアーズとのコラボレーションでソロ・キャリアを追求し、その後、さまざまなバンドでの軌跡を経て演奏してきた他のミュージシャンたちも参加した。またこの時期に、ピート・ジョーンズとともにパブリック・イメージ・リミテッドに加わり、キース・レヴィンと再び合流するが、そのメンバーシップは短く、音楽の制作に専念していたが1980年代半ばになって引退した。サイモンは「The Fallout Club」を結成し、ジョン・フォックスやグレン・マトロックと一緒に仕事し、現在はアジャンタミュージックで兄弟であるロビンと共に仕事している。シアーズは「Faith Global」を結成し、後に音楽ビジネスから引退した。チャールズの所在は不明。
2003年、ロッキーはオリジナル・アルバムを、アルバム以外のマテリアルやオルタナティヴ・ミックスと共に収めたコンピレーション・アルバム『Revisited』として再発した。また、カウボーイズ・インターナショナルを復活させ、2004年にリリースされたアルバム『The Backwards Life of Romeo』で、より独創的な作品の制作を開始した。
ディスコグラフィ
[編集]スタジオ・アルバム
[編集]- The Original Sin (1979年)
- The Backwards Life of Romeo (2004年)
コンピレーション・アルバム
[編集]- Revisited (2003年)
シングル
[編集]- "Thrash" (b/w "Many Times (Revised)") (1979年)
- "Aftermath" (b/w "Future Noise") (1979年)
- "Nothing Doing" (b/w "2 Millions") (1979年、Virgin)
- "Today Today" (b/w "Fixation") (1980年)
脚注
[編集]- ^ Simon Reynolds (2006年12月21日). “Rip It Up and Start Again”. Ripitupandstartagainbysimonreynolds.blogspot.com. 2014年7月3日閲覧。
- ^ Gimarc, George. Punk Diary: The Ultimate Trainspotter's Guide to Underground Rock, 1970-1982. Backbeat Books, 2005. ISBN 0-87930-848-6, 978-0-87930-848-3. 「COWBOYS INTERNATIONALは、今週の音楽誌でメンバー・チェンジを報告した。リーダーのケン・ロッキーとキーボード奏者のエヴァン・チャールズが残留し、ギターのスティーヴ・シアーズ(元ウルトラヴォックス)、ドラムのポール・サイモン(元ラジオ・スターズ)、リー・ロビンソン(元ボニーM)といった新人たちが加わっている。これで、元ザ・クラッシュのドラマーであるテリー・チャイムズや、ジミー・ヒューズ、リック・ジャックスは、新しいギグを見つけることができるだろう。バンドはダンス志向へと向かっていると推測されている」。
- ^ “PiL People Bios | Miscellaneous”. Fodderstompf. 2014年7月3日閲覧。