オランダ王位継承順位
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1983年より、オランダにおける王位継承は絶対長子相続によって行われている。1814年から1887年までの間は、男性の近親者がいない場合に限り、その最も近親の女性が継承するものとしていた。1887年には男子優先長子相続が導入されたが、1983年に現在の制度に代わった。
王位継承順位
[編集]下記のリストは現在王位の継承の対象となる者すべて(番号1-8)と、本人が継承した場合相続権を有することになるマルフリート王女の子孫までを含む。
- ユリアナ女王 (1909–2004)
- ベアトリクス女王 (1938-)
- ウィレム=アレクサンダー国王 (1967-)
- (1) カタリナ=アマリア王女 (2003-)
- (2) アレクシア王女 (2005-)
- (3) アリアーネ王女 (2007-)
- (4) コンスタンティン王子 (1969-)
- (5) エロイーズ令嬢 (2002-)
- (6) クラウス・カシミール公 (2004-)
- (7) レオノール令嬢 (2006-)
- ウィレム=アレクサンダー国王 (1967-)
- (8) マルフリート王女 (1943-)
- ベアトリクス女王 (1938-)
注記
[編集]- ベアトリクスの次男ヨハン=フリーゾ王子は、2004年に議会の承認を得ずに結婚したことから王位継承順位から削除された。その娘2人にも王位継承権はない。
- イレーネ王女(ベアトリクスの妹)は、カルロス・ウゴとの成婚に際し王位継承順位から削除された。この結婚が議会から承認を得られなかったのは、カルロス・ウゴがカルリスタ王位継承者であり、憲法上の危機を引き起こすおそれがあったためである。
- クリスティーナ王女(ベアトリクスの妹)は結婚に際し王位継承順位から削除された。
- ピーテル・クリスティアン王子、フロリス王子(マルフリート王女の息子)は、2005年の結婚に際し議会の承認を求めず、王位継承順位から削除された。
- マウリッツ王子、ベルナルド王子(マルフリートの息子)とその子孫は、現王位と血縁関係が薄いため王位継承者には列されない[注釈 1][1]。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ オランダ憲法による王位継承権者の範囲は現国王(女王)の三親等以内の親族のみ。