WOLFシステム

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WOLFシステム(ウルフシステム)は、タイトーが開発し1998年に発表したアーケードゲーム用のシステム基板である。

概要[編集]

最大の特徴は、一般的なPC/AT互換機の技術をベースに設計されている点である。ECSLPXマザーボード、P5TX-L5をベースにし、その上に画面描画・サウンド機能の搭載されたボード、さらにその上にゲームデータを収録したROMボードという、3枚重ねの基板であった。OSにはMS-DOSを採用している。しかしながら、当時のPCは、ハード・OS共に、アーケードゲームで主流のアクション・シューティングゲーム等に適したものとは言えず、対応ソフトも1本だけであったことから、現在のPCベース基板のような開発利便性、部品コスト低減にあまり効果が無かったようである。

基板スペック[編集]

CPU
インテル MMX対応Pentiumプロセッサ 200 MHz
GPU
3dfx製 voodoo1 VRAM12MB搭載

対応ゲーム[編集]

関連項目[編集]

  • Taito Type X - 同社が6年後の2004年に発表したPC/AT互換機ベースのアーケード基板

外部リンク[編集]