UVコーティング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

UVコーティング英語:UV coating)は、紫外線照射によって反応硬化する塗料を使用して、UVランプの紫外線照射により、塗料を数秒で硬化させる焼付け塗装である。

紫外線の熱エネルギーでの強制乾燥や、紫外線の光エネルギーによる乾燥時間の短縮ではないので、自然乾燥塗装とは全く異なる塗装方法である。

UVコーティングは工場塗装として40年ほど前から実用化されている施工方法だが、紫外線の照射と液剤の取り扱いの難しさから現場での塗装は出来ないと思われていた。しかし、液剤や紫外線照射機のコンパクト化などの改良により、近年では、現場でのUV塗装が実用化され、様々な分野で利用されている。

メリット[編集]

  • 見た目に美しく、鏡のような高級感ある光沢、厚みがあり均一な塗膜ができる。
  • 「傷が隠れた」「傷が付きにくくなった」等の効果があり、耐摩耗性・耐薬品性(溶剤にも)で、他の塗料より優れている。
  • 塗膜表面に凹凸が少ないので、汚れをふき取りやすく衛生的。
  • 塗膜を硬くできるので、高い耐磨耗性がある仕上げにできる。
  • 硬化する時間が数秒なので、塗装後すぐに製品を出荷することができる。
  • 火を使わない焼付塗装なので、二酸化炭素が発生しない。
  • 熱ではなく光を使用するので安全性が高い。

デメリット[編集]

  • 工場の塗装設備が長くなる。
  • 液剤と設備維持にコストがかかる。

実用例[編集]

工場での塗装[編集]

の組み合わせで行う。

塗装例[編集]

現場での塗装[編集]

  • 塗料塗布の方法(例:ガン吹き・刷毛塗りなど)
  • 紫外線照射の方法(例:自走式照射機・ハンド式照射機など)

の組み合わせで行う。

塗装例[編集]

照射に使用する紫外線[編集]

具体例[編集]