刷毛

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さまざまな刷毛

刷毛(はけ)とは、プラスチックなどでできた柄の先端に多数のを取り付けた道具。漢字では「刷子」とも書かれる(ただし、「刷子」は「ブラシ」とも読まれる)。毛を二枚の木片で挟んだ形状のものが多いが、と類似した形状のものもある。材料の毛は、山羊の毛、アクリル樹脂などが用いられている。なお、製の竹刷毛もある。

概要[編集]

刷毛は主に以下のような用途で用いられる。

  1. 塗装用具・画材 - 広範囲の塗装
  2. 清掃用具
  3. 調理器具 - タレなどを塗るための道具

その他の刷毛として、陶芸に用いられる釉はがし刷毛表具製本の際にを塗るための糊刷毛、紙製品の貼り付けの際に空気を取り除く撫で刷毛などがある。

塗装用具・画材[編集]

と比較して広い面積を、塗る・摩擦するために用いられる用具である。 一方、を塗布すために用いられる油筆は筆と呼ばれる。

種類[編集]

  • ニス刷毛
  • 目地刷毛
  • ダメ込み
  • スミ切り
  • 絵刷毛 - 日本画の絵刷毛は羊毛を使用し、幅は5幅から6幅までの種類がある[1]
  • 礬水刷毛 - 礬水引きをする際に使用する。
  • 金泥刷毛 - 金泥・銀泥などを均一に塗るための刷毛。
  • 唐刷毛 - 絵具をぼかすときなどに、乾いたまま使用する[2]

清掃用具[編集]

を取り除くための道具として用いられる。掃除刷毛ダスターともいう。

調理器具[編集]

お好み焼きたこ焼きなどの調理の際にタレや醤油などを塗る器具として用いられる。タレ刷毛

脚注[編集]

  1. ^ 重政啓治(監修)『日本画の用具用材』武蔵野美術大学出版局 2010 ISBN 9784901631921 pp.122-123.
  2. ^ 東京芸術大学大学院文化財保存学日本画研究室(編)『図解 日本画の伝統と継承:素材・模写・修復』東京美術 2002 ISBN 4808707233 pp.42-43.

関連項目[編集]