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本殿(右手奥、重要文化財)と中門・回廊

松尾大社(まつのおたいしゃ)は、京都府京都市西京区にある神社式内社名神大社)で、二十二社(上七社)の一社。旧社格官幣大社で、現在は神社本庁別表神社京都市西部、四条通西端に位置し、東端の八坂神社(祇園社)と対峙して鎮座する。盆地の西縁をなす松尾山(標高223メートル)を背景とし、桂川流域を開発した渡来系氏族の秦氏により松尾山の神として平安京以前から奉斎された。平安京遷都後は東の賀茂神社賀茂別雷神社賀茂御祖神社)とともに「東の厳神、西の猛霊」と並び称され、西の王城鎮護社に位置づけられていた。中世以降は酒の神としても信仰され、現在においても醸造家からの信仰の篤い神社である。本殿は室町時代の造営で、全国でも類例の少ない両流造であり国の重要文化財に指定されている。また多くの神像を有することでも知られ、男神像2躯・女神像1躯の計3躯が国の重要文化財に、ほか16躯が京都府指定有形文化財に指定されている。そのほか、神使とすることでも知られる。社名は、古くは『延喜式神名帳に見えるように「松尾神社」と称された。現在に見る「松尾大社」と改称したのは、戦後の昭和25年(1950年)8月30日である。・・・全部読む