SR22 (航空機)

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Cirrus SR22
SR22TNのコクピット

シーラス SR22(Cirrus SR22)はアメリカ、ミネソタ州のシーラス・エアクラフト(Cirrus Aircraft)が開発した単発低翼固定脚の軽飛行機シリーズ『SRシリーズ』の一つである。

概要[編集]

スタンダードモデルであるSR20のエンジンを強化したモデルで、巡航速度と航続距離が向上している。SRシリーズ共通となる内装や機体のカラーカスタマイズが可能で上位グレードを欲する個人向けとしての需要もあるが、フライトスクールにも導入されている。

操縦桿はSRシリーズ共通となるサイドヨーク式である。

ガーミンG1000Nxiベースのグラスコックピット『Cirrus Perspective +』やリカバリー機能付きのオートパイロット、後述するパラシュートシステムなどのSRシリーズ標準装備以外にも、TCASⅠに類似した衝突防止警報装置や対地接近警報装置、電子チャート図、空港データなど訓練機用のオプションなどが充実している。[1]

将来操縦するエアライン機に近いシステムを搭載していることが採用の決め手になり、エミレーツ航空ルフトハンザ航空などの航空会社や韓国や中国の国立パイロット学校の訓練機として採用されている[2]。日本ではビーチクラフト ボナンザの後継機として航空大学校に導入が決定している[3]

現在はエンジンをターボチャージャーを搭載したより強力なTSIO-550-Kに変更した『SR22T』も併売されている。

パラシュートシステム[編集]

パラシュートが開く様子

『SRシリーズ』共通の安全装備として緊急用パラシュートを展開するシステム(Cirrus Airframe Parachute System, CAPS)を搭載しており、機体が操縦不能になったり、エンジンが故障して滑走路外への不時着が避けられなくなった際には、機体背面からパラシュートを射出し、機体の落下速度を緩やかにして軟着陸させることが可能である。

適切にCAPSを作動させれば、高確率で、航空事故からほとんど無傷の状態で生還できるとされている。

シーラス社によれば、2017年1月現在、このシステムによって146人の命が救われたという。[4]

スペック[編集]

シーラス公式サイト[5]より

  • 全幅:11.67 m
  • 全長:7.92 m
  • 全高:2.71 m
  • 最大巡航速度:183 kt
  • 実用上昇限度:17,500 ft
  • 最大巡航距離:1,169 nm
  • エンジン:コンチネンタル IO-550-N 310HP
  • 使用可能な燃料の量:92 gal
  • 有効積載量:1,330 lb (603 kg)
  • 搭乗者:最大5名

脚注[編集]

  1. ^ SRシリーズ機能紹介”. 2017年2月24日閲覧。
  2. ^ CIRRUS JAPAN”. 2017年2月24日閲覧。
  3. ^ シーラスSR22型が航空大学校の次期訓練機に決定
  4. ^ 安全機能”. 2017年2月24日閲覧。
  5. ^ Cirrus Aircraft SR22

関連項目[編集]

外部リンク[編集]