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もんじゅは、福井県敦賀市にある日本原子力研究開発機構の熱出力71.4万KWのナトリウム冷却高速中性子型増殖炉である。高速増殖炉による発電の実用化のための原型炉。敦賀半島北端部西岸に位置する。発電プラントは1基。1991年から性能試験を開始したが、1995年ナトリウム漏出火災事故が起きたために運転を休止した。運転再開のための本体工事が2007年に完了し、2010年5月6日に2年後の本格運転を目指して10年の計画で運転を再開した。しかし、2010年8月の炉内中継装置落下事故により、再び稼働ができなくなった。2012年に再稼働する予定であったが実現せず、2016年12月21日廃炉が正式決定された。「もんじゅ」の名は仏教文殊菩薩に由来する。若狭湾に面する天橋立南側にある天橋山智恩寺本尊から来ているといわれ...

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