Portal:南アメリカ/特集/4

ペレ (Pelé) こと、エドソン・アランチス・ドゥ・ナシメント(Edson Arantes do Nascimento, 1940年10月23日 - )は、ブラジルの元サッカー選手アフリカ系ブラジル人サッカーブラジル代表のエースとして3度のFIFAワールドカップ優勝。15歳でデビューしてから1977年に引退するまで、実働22年間で通算1363試合に出場し1281得点を記録したその実績から「サッカーの王様英語: The King of footballポルトガル語: O Rei do Futebol)」、あるいは「20世紀最高のサッカー選手」と評され、多くのサッカー選手、サッカーファンから「サッカー史上最高の選手の一人」と見做されている選手である。

ブラジル南東部のミナスジェライス州トレス・コラソンエスで生まれる。出生と同じ時期に町に電気が敷設されたことから、発明王のトーマス・エジソンにちなんで「エドソン (Edson)」と名付けられた。しかしペレの出生証明書には「エジソン (Edison)」と表記されており、この誤表記は現在も訂正されていない。

父親のジョアン・ラモス・ド・ナシメント(通称ドンジーニョ英語版)はサッカー選手でポジションはセンターフォワードを務めていた。180cm以上ある長身を生かし1試合にヘディングだけで5得点を決めたこともあるヘディングの名手であり、ミナスジェライス州の州都ベロオリゾンテを本拠地とする強豪クラブのアトレチコ・ミネイロに所属していたこともあったが膝を痛めて退団。その後は小規模なクラブに所属し低い給与でプレーするなどサッカー選手としての成功とは無縁の人生だった。

……もっと読む