E/OS

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E/OS
開発者 Miguel E. Chanampa
ソースモデル フリーソフトウェア
最新安定版 0.2.9
カーネル種別 ハイブリッドカーネル
既定のUI GUI
ライセンス GPL 2.0
ウェブサイト http://meos.sf.net/
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E/OS (Emulator Operating System) は仮想マシンである。

E/OSは主にLinuxカーネル、QEMUXFree86、そしてWineをベースにしており、いくつかのOSの代わりになることを目的としている。以下にそれを示す:WindowsMac OSBeOSOS/2DOSLinuxである。

E/OSのゴールは 他のOSを実際にインストールせずにそのOS向けのプログラムを実行できるようにする事である。従ってフリーなOSの選択肢の中で全てのプログラムが実装されなければならない。

バージョン0.2.8で、E/OSは様々な家庭用ゲーム機をエミュレートするためにMESSと統合し、そのためゲーム機のために違ったエミュレータを入手する必要がなくなった。

歴史[編集]

このプロジェクトは1995年にフリーなDOSの完成とともに始まった。1998年まではもっぱらFreeDOS上であったが、それ以来SEAL GUI上になった。2000年にE/OSプロジェクトはBeOSWindowsMac OSOS/2MS-DOSLinuxを含む複数のプラットフォーム向けに書かれたプログラムを、同じコンピューター上で同時に走らせることのできるシステムを作るために、より大きな方向へ進み出した。

バージョン[編集]

0.2.9[編集]

2006年12月28日にバージョン0.2.9が登場した。ユーティリティーのigetによるアップデートのしやすさが向上し、E/OSの外部からアプリケーションを実行することがサポートされ、マルチメディアやネットワークもサポートされた。そしてxlibmesaによってE/OSのWindows API向けの3Dがサポートされた。

0.2.8[編集]

0.2.7[編集]

2006年5月16日にバージョン0.2.7が登場した。新しいGUIと言語の選択肢として英語スペイン語が追加された。このリリースではWindows 9x/XP上でのインストールが可能になり更なるネットワークサポートが追加された。

0.2.6[編集]

2006年3月23日にバージョン0.2.6が登場した。QEMUイメージとしてWindowsLinuxFreeBSDOpenBSDDarwinBeOS上での実行が可能になった。このリリースはLinuxFreeBSDでのプログラムと完全に互換性が保たれている。Unixシステムとext2ファイルシステムが新たにサポートされた。

0.2.5C[編集]

2005年7月27日にバージョン0.2.5Cが登場した。包括的なネットワークサポートやよりよいLinux互換性のための第一歩となった。初めてCDで入手可能となった。

0.2.5B[編集]

2005年3月9日にバージョン0.2.5Bが登場した。新しいカーネル205を改善した。このリリースではWindowsLinuxDOSMac OS(部分的)に対してのサポートが追加された。

状況[編集]

このプロジェクトは現在ベータ版であり、誰もが簡単に使用できる訳ではない。しかしながら、安定性と自動的なハードウェア認識は十分なものになっている。 バージョン0.2.5B(ベータ2)のリリース以来、全てのリリースはLive CDとして入手可能である。バージョン0.2.6以来、QEMUはE/OSのサポートとセットになっている。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

  • E/OS のオフィシャルホームページ