Artist HAL

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Artist HAL(あーてぃすと・はる、1952年1月26日 - )は、日本のアーティストデジタルハリウッド大学元特任教授、絵本作家イラストレーター、テクニカルライター。本名:飯田 ハルオ、東京都出身。

1993年、小学館よりステレオグラム絵本『Universo』で絵本作家としてデビュー。

人物[編集]

祖父に雑誌「光画」の写真家飯田幸次郎を持つ。その影響で絵画に目覚め、思春期にはグラフィックデザインを知りデザイン学校に入る。卒業後は学生時代から続くプロダクトデザインを手がける。彫刻家、デジタルデザインやデジタル版画制作。2016年からデジタルハリウッド大学教授。デジタルとアナログを融合させた独自の表現手法で「デジタル版画」を制作。

デジタル版画では「Jazz Man」シリーズなど、色彩感溢れる世界を発表。その傍ら「ArtRageで絵を描こう」始め36冊を出版、3Dステレオグラムにも造詣が深く、作品は大手自動車メーカーのコマーシャルアートでも使用。

彫刻では現代美術家協会新人賞、現展奨励賞、多摩現展賞受賞。

什器デザイナー、ファンシーグッズプロデューサーやファッションデザイナーを経験。金属彫刻家を経て1992年以降はコンピューターの中でのデジタル絵画の世界を構築、カナダのCorel社ではPainter Masterとして正式登録。Corel JapanからはPainterエバンジェリストとして認定され、デジタル関係書籍テクニカルライターとしての仕事。デジタルアートではエスタンプヌーメリック作家、aiD'en会員、Digital Image会員として活動。現在はデジタルハリウッド大学教授、韓国KIDP客員教授、iPhoneケース展アートディレクター。

受賞[編集]

現代美術家協会新人賞、現展奨励賞、多摩現展賞

作品[編集]

著書[編集]

  • ステレオグラム絵本『ウニベルソ』(小学館、1993年12月)[1]
  • CD-ROM作品集『3D STEREOGRAMWORLD』(宏和印刷、1995年10月)
  • クリエーターが遊ぶWebデザイン(共著、秀和システム、1996年9月)
  • クリエーターが創るWeb素材(共著、秀和システム、1996年12月)
  • Painter Super Art Works(SHOEISHA、1998年6月)
  • テクスチャー制作技法(laputa、2000年4月)
  • CGバイブル(共著、IDG JAPAN、2001年10月)
  • 経済が楽しくなる本(イラストレーション、日本経済新聞社、2002年9月)
  • 目に効く3D絵本(主婦の友社、2002年12月)[2]
  • 目と脳にマジック絵本(主婦の友社、2003年1月)[3]
  • 目が良くなる3D絵本(主婦の友社、2003年6月)
  • Photoshopで描くデジタル絵画(共著、毎日コミュニケーションズ、2003年6月)[4]
  • かわいい3D絵本(主婦の友社、2003年9月)[5]
  • Painterらくらく絵画教室(ソーテック社、2003年12月)[6]
  • 3D絵本・3Dの不思議な動物園(中経出版、2004年7月)[7]
  • 本格レッスン・デジタル絵画(laputa、2005年1月)[8]
  • パソコン絵画入門・世界の巨匠編(河出書房、2005年3月)[9]
  • Shade8ガイドブック(共著、BNN、2005年8月)
  • ArtRageで絵を描こう(BNN、2006年3月)[10]
  • Illustrator 8・9・10・CS・CS2バージョンブック(共著、MYCOM、2006年2月)
  • Photoshop 5・6・7・CS・CS2バージョンブック(共著、MYCOM、2006年7月)[11]
  • Shade9ガイドブック(共著、BNN、2007年1月)
  • 塗り絵で親しむ俳句の世界(桃園書房、2007年1月)[12]
  • Illustrator 8・9・10・CS・CS2・CS3バージョンブック(MYCOM、2008年2月)[13]
  • Shade X ガイドブック(共著、BNN、2008年2月)
  • Shade 10.5 ガイドブック(BNN、2009年)
  • Shade 11 ガイドブック(共著、BNN、2010年)
  • ArtRageで絵を描こう・改訂版(BNN新社、2010年)[14]
  • 決定版目がみるみる良くなる3D絵本(主婦の友社、2010年)[15]
  • 目がみるみる良くなる3D絵本ヒーリング編・文庫(主婦の友社、2010年)[16]
  • 目がみるみる良くなる3D絵本キャラクターズアイ編・文庫(主婦の友社、2010年)[15]
  • Shade 12 ガイドブック(共著、BNN、2010年)[17]
  • 目に効く3D絵本エキサイト・文庫(主婦の友社、2012年)[18]
  • 目に効く3D絵本サプライズ・文庫(主婦の友社、2012年)[19]
  • Shade 3D ver.14 ガイドブック(BNN新社)[20]
  • Adobe Creative Cloud ではじめる、一歩進んだクリエイティブワーク(ワークスコーポレーション)[21]

iPad用アプリ[編集]

  • 【3D stereogram world:「目と脳に良い!3D ステレオグラムの世界」】2015年

プロデュース歴[編集]

  • 中村精巧印刷 ファンシーグッズ製作プロデュース
  • ファッションメーカーMOW ファッションデザインプロデュース
  • 1998年 アルプス電気 MDプリンター・マーケティング顧問
  • 2000年 野村総合研究所 man@bowサイト デザインプロデュース
  • 2001年 エスタンプヌーメリック展(大判デジタル出力展)展示企画、キュレーション
  • 2002年 man@bow経済が楽しくなる本
  • 2002年 ル・レ・グルマン展(アートと食の祭典)総合企画
  • 2006年、2007年、2008年 EIZONE ヨコハマ映像文化都市構想 参加
  • 2008年 Webマガジンボヘミアン
  • 2009年 softCREAM(ヨコハマ国際映像祭外郭)実行委員長
  • 2010年 赤レンガ倉庫 iPhoneケース展サポート
  • 2011年 銀座東急ハンズiPhoneケース展サポート
  • 2012年 - 赤レンガ倉庫 iPhoneケース展アートディレクター

展示[編集]

電子絵画教室[編集]

  • 2005年 デジタルアート教室
  • 2005年 デジコンフェスタ横浜
  • 2006年 デジタルコンテンツスタジオ
  • 2007年 EIZONEワークショップ
  • 2008年 EIZONEワークショップ第一期、第二期
  • 2009年 ZAIMデジタルワークショップ
  • 2009年 softCREAM デジタルワークショップ
  • 2009年 iPhoneケース展 デジタルワークショップ
  • 2012年 赤レンガ倉庫 iPhoneケース展アートディレクター& キュレーション
  • 2013年 名古屋松坂屋・ 大阪大丸心斎橋店・横浜赤レンガ倉庫展・六本木ヒルズ iPhoneケース展アートディレクター
  • 2014年 大阪大丸 iPhoneケース展アートディレクター

脚注[編集]

外部リンク[編集]