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Aipo

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Aipo(アイポ)
開発元 TOWN株式会社(旧株式会社エイムラック)
最新版
8.1 / 2016年2月29日 (9年前) (2016-02-29)[1]
プログラミング
言語
Java
種別 グループウェアウェブブラウザから利用)
ライセンス AGPLv3
公式サイト https://kurojica.com/schedule/
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Aipo(アイポ)とは、TOWN株式会社により開発・提供されているオープンソースグループウェア。2018年3月31日をもってオープンソース版の公開は終了した。

現在は、同社が展開するクラウドサービスブランド「クロジカ」の一部として提供されている。

概要

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Aipoはウェブブラウザから利用するグループウェアで、スケジュール管理、ワークフローチャット、タイムライン、掲示板、ユーザー名簿などの機能を有する。

インストール可能な環境は Microsoft Windows 2000/XP/2000Server/2003Server/2008Server RC2/Windows 7 及び Linux にて稼動する。クライアント側の動作環境は Internet Explorer 7以降、Mozilla Firefox 2以降、Google ChromeSafari に対応している。対応ウェブブラウザがインストールされていれば、クライアント側のOSは問わない。また大手キャリアの携帯電話、iPhoneAndroid端末、Windows Mobile端末といった、モバイル端末専用のインターフェースも備えている。

オンプレミス版と有償のクラウド版により提供されており、インストールパッケージおよびソースコードはオープンソースで提供されていた。

歴史

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  • 2010年10月、無償のグループウェア「Aipo」の最新版 v5.1 を公開し、Webメール機能を強化。ライセンスは AGPLv3 に変更された[2]
  • 2011年7月、OpenSocial に準拠したアプリ配信マーケット「Aipoストア」をリリース[3][4]
  • 2018年3月31日、オープンソース版の提供を終了[5]
  • 2023年2月より、TOWN株式会社は複数のクラウドサービスを「クロジカ(Kurojica)」ブランドとして統合展開し、「Aipo」も「クロジカスケジュール管理」として継続提供されている[6]

オープンソースライセンス

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AipoはAGPLv3のライセンスで提供されていた。  

2008年のバージョン4よりGPLを採用し、2010年のバージョン5.1よりAGPLv3へ移行している[7]

Aipo Platform

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2011年のバージョン6よりGoogleによって開発されたソーシャルアプリケーション用API「OpenSocial」を採用し、OpenSocial準拠のWebアプリケーションを利用・公開できる仕組みを提供した。

主な機能

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関連項目

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出典・脚注

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  1. ^ Aipo 8.1 リリースのお知らせ|無料グループウェア「アイポ」” (2016年2月29日). 2016年3月17日閲覧。
  2. ^ 無償のグループウェア「アイポ」v5.1が公開、Webメール機能を強化”. Impress 窓の杜 (2010年10月4日). 2025年9月4日閲覧。
  3. ^ グループウェア「Aipo」用アプリのマーケットプレイス「Aipoストア」をリリース”. PR TIMES (2011年7月15日). 2025年9月4日閲覧。
  4. ^ エイムラック、無償グループウェア「アイポ」向けアプリのマーケットサイトを公開”. Impress 窓の杜 (2011年7月15日). 2025年9月4日閲覧。
  5. ^ 「Aipo」オープンソース版の提供が2018年3月末で終了”. Impress 窓の杜 (2017年11月2日). 2025年9月4日閲覧。
  6. ^ クロジカ ブランドサイト”. TOWN株式会社 (2023年). 2025年9月4日閲覧。
  7. ^ Aipo - OSSカタログ”. OpenStandia (NRI) (2018年3月31日). 2025年9月4日閲覧。

外部リンク

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