ASローマ (女子)

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ASローマ
原語表記 Associazione Sportiva Roma
愛称 Le Giallorosse (黄色と赤)
La Lupa (雌狼)
La Magica (魔法)
クラブカラー    
    カーマイン
創設年 2018年
所属リーグ セリエA
所属ディビジョン 1部
昨季リーグ順位 1位 (2022-23)
ホームタウン ローマ
ホームスタジアム スタディオ・トレ・フォンターネ英語版
代表者 アメリカ合衆国の旗 ダン・フリードキン英語版
監督 イタリアの旗 アレッサンドロ・スプンニャ英語版
公式サイト 公式サイト
ホームカラー
アウェイカラー
サードカラー
テンプレート(ノート)サッカークラブPJ

アッソチャツィオーネ・スポルティーヴァ・ローマ: Associazione Sportiva Roma)は、ASローマ・フェンミニーレ(AS Roma Femminile)またはASローマ・ウィメン(AS Roma Women)とも呼ばれる、イタリアローマを本拠地とする女子サッカークラブである。2018年に男子サッカークラブASローマの女子部門として設立された。

概要[編集]

2018年に男子サッカークラブのASローマが、女子セリエAに所属していたSSDレス・ローマ英語版のライセンスを引き継ぎ、女子部門が設立された[1][2]。初代監督にエリザベッタ・バヴァニョーリ英語版を迎え、初年度となる2018-19シーズンはトップハーフとなる4位に入った[3]。2020年8月にはアメリカ人の実業家ダン・フリードキン英語版がクラブを買収し、新オーナーに就任[4]。新体制となったこの2020-21シーズンにクラブはコッパ・イタリア英語版を制し初タイトルを獲得した[5]

2021年6月、3年間監督を務めていたバヴァニョーリが新たに創設された女子部門のトップの役職 (Head of Women's Football)に昇格し[6]、新監督としてアレッサンドロ・スプンニャ英語版が招聘された[7]。スプンニャ体制1年目はセリエAで2位に入り、翌2022-23シーズンはUEFA女子チャンピオンズリーグに初出場すると予選、グループステージを突破しベスト8に進出。またセリエAでは5連覇を果たしていたユヴェントスFCを抑え初のスクデットを獲得した[8]

成績[編集]

シーズン 国内リーグ 国内カップ 欧州大会
2018-19 セリエA 4位 コッパ・イタリア ベスト4
2019-20 4位[注釈 1] ベスト4[注釈 2]
2020-21 5位 優勝
2021-22 2位 準優勝
2022-23 優勝 準優勝 WCL ベスト8

タイトル[編集]

現所属選手[編集]

2023年9月6日現在[9]

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
1 GK フィンランド ティンヤ=リーッカ・コルペラ英語版
2 DF 日本 南萌華
3 DF イタリア ルチーア・ディ・グリェルモ英語版
6 DF スペイン オイアネ・バルデサテ英語版
7 FW カナダ エヴリン・ヴィアン英語版
8 DF 日本 熊谷紗希
9 FW イタリア ヴァレンティーナ・ジャチンティ英語版
10 MF イタリア マヌエーラ・ジュリャーノ英語版
11 FW ノルウェー エミリー・ハーヴィ英語版
12 GK ルーマニア カメリア・チェアザル英語版
13 DF イタリア エリーザ・バルトリ英語版
No. Pos. 選手名
14 MF スイス エセオサ・アイグボグン英語版
15 FW イタリア アンナマリーア・セルトゥリーニ英語版
16 MF イタリア クラウディア・チッコッティ英語版
18 FW イタリア ベネデッタ・リョンナ英語版
19 FW スペイン バルバラ・ラトーレ英語版
20 MF イタリア ジャーダ・グレッジ英語版
21 MF イタリア マルティーナ・トマゼッリイタリア語版
23 MF オーストリア ラウラ・ファイアージンガー英語版
32 DF イタリア エーレナ・リナーリ英語版
33 MF スロベニア ザラ・クラムジャル英語版
87 GK スウェーデン ステファニー・オールストロム英語版

歴代所属選手[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 新型コロナウイルスの流行によりシーズン半ばで中断された時点での順位。
  2. ^ 新型コロナウイルスの流行により準々決勝2ndレグ4試合のうち3試合が行われず中断。

出典[編集]

  1. ^ COMUNICATO UFFICIALE N. 73” (イタリア語). FIGC (2018年6月15日). 2018年6月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月7日閲覧。
  2. ^ L’AS ROMA PARTECIPERÀ ALLA SERIE A FEMMINILE A PARTIRE DAL 2018-19” (イタリア語). AS Roma (2018年6月15日). 2023年10月7日閲覧。
  3. ^ FEMMINILE: LA ROMA CONCLUDE IL CAMPIONATO AL QUARTO POSTO” (イタリア語). AS Roma (2019年4月20日). 2023年10月7日閲覧。
  4. ^ La AS Roma cambia proprietà. Ceduto il club per 591 milioni” (イタリア語). L Footbaall (2020年8月6日). 2023年10月7日閲覧。
  5. ^ Coppa Italia femminile, la Roma batte il Milan 3-1 ai calci di rigore” (イタリア語). Sky Sport (2021年5月30日). 2023年10月7日閲覧。
  6. ^ BETTY BAVAGNOLI ASSUME L’INCARICO DI HEAD OF WOMEN’S FOOTBALL” (イタリア語). AS Roma (2021年6月2日). 2023年10月7日閲覧。
  7. ^ ALESSANDRO SPUGNA NUOVO RESPONSABILE TECNICO DELLA PRIMA SQUADRA FEMMINILE” (イタリア語). AS Roma (2021年6月2日). 2023年10月7日閲覧。
  8. ^ Calcio femminile, la Roma è campione d'Italia: primo storico scudetto” (イタリア語). Sky Sport (2023年4月29日). 2023年10月7日閲覧。
  9. ^ Profili Prima Squadra Femminile” (イタリア語). AS Roma. 2023年10月7日閲覧。

外部リンク[編集]