副省級市

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Cewbot (会話 | 投稿記録) による 2020年6月20日 (土) 09:14個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (Bot作業依頼: 「深セン」→「深圳」の改名に伴うリンク修正依頼 - log)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

中華人民共和国の行政区分
省級行政区
自治区
直轄市
特別行政区
副省級行政区
副省級市
副省級市轄区
副省級自治州中国語版
地級行政区
地級市
地区
自治州
副地級行政区
副地級市中国語版
省直管市中国語版
省直管県中国語版
省直管区
県級行政区
市轄区
県級市
自治県
自治旗
特区
林区
郷級行政区
街道
民族郷
ソム民族ソム
県轄区
基層自治組織
社区
その他
首都
省会首府
計画単列市
較大の市中国語版

副省級市(ふくしょうきゅうし)は、中華人民共和国の地方自治体の一種であり、とくに重要な地級市(二級行政区)で大幅な自主権が与えられる都市。その前身は計画単列市である。副省級市の共産党市委員会書記、市人民代表大会常務委員会主任、市人民政府市長、政治協商会議市委員会主席は副省長と同じ級別の副省部級である。1994年2月24日、中央機構編成委員会で制度が新設された。地級市としての管轄下にあるが、経済・財政と法制の面で省と同程度の自主権が認められている。中国語では「副省級城市」と言う。城市とは都市の意味である。また、上海市浦東新区天津市浜海新区副省級市轄区に指定されている。

副省級市に指定された市

現在、以下の15地級市が副省級市に定められている。省都が多いが、そうでない都市もある。

かつて中華民国期には、哈爾浜瀋陽南京広州西安武漢(漢口)、大連青島直轄市であった。 

なお、重慶市はかつては副省級市であったが、1997年に一級行政区(省と同じレベル)である直轄市に移行した。現在、市域(郊外と農村部を含む)面積では哈爾浜が最大の副省級市である。