ミスティコ
ミスティコ(Mistico)は、覆面レスラーである。複数のプロレスラーがミスティコを名乗った。おもにCMLLで活動したものが知られるがCMLL登場以前にもミスティコが存在していた。
概要
ギミック上のミスティコの設定は孤児とされている。孤児院を運営する神父でありながらルチャドールとして活躍するフライ・トルメンタに育てられたという設定。
成長するに従って、メキシコで国民的英雄であるレスラーのエル・サントに憧れるようになり、ルチャドールになる事を志望。トルメンタに師事を申し出て、学業に努めるよう叱咤されるも、懇願の末に勉強と両立するという条件でトレーニングを開始。
2000年、メキシコのインディー団体で、孤児院の運営資金を稼ぐための興行でデビューした。
インディー団体版
インディー版のミスティコはホルヘ・アリアス(Jorge Arias)が扮した。ミスティコとしての活動期間は2000年から2004年。
2000年にメキシコのインディー団体で、ミスティコとしてデビュー後、2004年にワールド・レスリング・アソシエーション(WWA)に参戦。同年に、CMLLにミスティコが登場したため、ミスティコ・デ・フアレス(Mistico de Juarez)やメイスティコ(Mystico)などと名乗る。
その後は、TNA(後のインパクト・レスリング)やWWEでも活動。リングネームも、インコグニート(Incognito)、ホルヘ・アリアス(Jorge Arias)、フニコ(Hunico)、シン・カラ・ネグロ(Sin Cara Negro)、シン・カラ(Sin Cara)(2代)などを名乗る。
CMLL版
初代
CMLL版初代のミスティコはカリスティコ(Luis Ignascio Urive Alvirde)が扮した。ミスティコとしての活動期間は、2004年〜2011年。
1998年に、実父であるドクトル・カロンテの名を継いで、ドクトル・カロンテ・ジュニア(Dr. Karonte, Jr.)としてデビュー。2000年、亡き実兄の名を継ぎ、アストロ・ボーイ(Astro Boy)として活動。このときみちのくプロレスに、こまち(3代)としても参戦している。
2004年にCMLLに参戦し、ミスティコとなる。CMLL世界ウェルター級王座をはじめ、さまざまな王座を獲得し、団体のエースのみならず、メキシコを代表するレスラーとして名を馳せた。
2011年より、WWEに参戦し、シン・カラ(Sin Cara)(初代)にリングネームを改称。ほかにも、シン・カラ・アズール(Sin Cara Azul)を名乗り、2014年までWWEで活動した。
その後は、インディー団体やAAA・CMLLなどで活動。リングネームも、ミステシス(Myzteziz)、ミスティク2.0(ミスティク・ドス・プント・セロ)(Mystic 2.0)などを経て、カリスティコ(Caristico)と変更した。
2021年8月、二代目ミスティコのCMLL退団により、カリスティコからミスティコに戻った。
2代目
CMLL版2代目のミスティコはカルロス・ムニョス・ゴンザレス(Carlos Munoz Gonzalez)が扮する。ミスティコとしては、2012年より活動している。
2011年に、CMLLでドラゴン・リー(Dragon Lee)(初代)としてデビュー。2012年に、2代目のミスティコに変身した。なお、ドラゴン・リーは2014年より実弟が2代目を襲名している。
2021年8月、CMLL退団に伴い、リングネームもDRALISTICO(ドラリスティコ)に変更。