臭化アセチル
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臭化アセチル[1] | |
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Acetyl bromide | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 506-96-7 |
PubChem | 10482 |
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特性 | |
化学式 | C2H3BrO |
モル質量 | 122.95 g/mol |
外観 | 発煙性のある、透明な液体 |
匂い | 刺激臭 |
密度 | 1.663 g/mL |
融点 |
-96 °C, 177 K, -141 °F |
沸点 |
75-77 ℃ |
水への溶解度 | (激しく反応) |
危険性 | |
安全データシート(外部リンク) | ILO MSDS |
EU分類 | C |
Rフレーズ | R14 R34 |
Sフレーズ | S26 S36/37/39 S45 |
引火点 | 110 °C (230 °F; 383 K) |
関連する物質 | |
関連物質 | 塩化アセチル ヨウ化アセチル |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
臭化アセチル(しゅうかアセチル、英: Acetyl bromide)は化学式C2H3BrOで表されるカルボン酸ハロゲン化物。有機合成化学や染料の製造に使われる。
性質
発煙性と刺激臭のある無色の液体で、空気との接触により黄色に変色する。可燃性であり、火災や加熱により臭化水素や臭化カルボニルを含む腐食性の有毒ガスを生じる。水、メタノール、エタノールと激しく反応し、臭化水素を生じる。 水の存在下で、金属に対する腐食性を有する[2]。吸湿性があり、空気中の水分により分解する。日本の消防法では危険物第4類、第三石油類に分類される[3]
安全性
眼・皮膚・気道に腐食性があり、蒸気を吸入すると肺水腫を起こす場合がある。水生生物に対する毒性がある[2]。
合成
脚注
- ^ Acetyl bromide at Sigma-Aldrich
- ^ a b 国際化学物質安全性カード
- ^ 製品安全データシート (PDF) (大陽日酸)
- ^ Theodore M. Burton and Ed. F. Degering (1940). “The Preparation of Acetyl Bromide”. J. Am. Chem. Soc. 62: 227. doi:10.1021/ja01858a502.