コンテンツにスキップ

感傷 (アルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Nhori (会話 | 投稿記録) による 2023年1月25日 (水) 12:08個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

『感傷』
大塚博堂スタジオ・アルバム
リリース
ジャンル J-POP
レーベル 東芝EMI
プロデュース 下河辺晴三
チャート最高順位
大塚博堂 アルバム 年表
大塚博堂ライブ
(1980年)
感傷
(1981年)
『感傷』収録のシングル
テンプレートを表示

感傷』(かんしょう)は、1981年2月21日に発売された大塚博堂の8枚目のアルバム東芝EMI移籍第1弾にして、最後のアルバムとなる。

内容

レコード会社を移籍して最初のアルバムであった。“感傷とは、やさしさと弱さの間を流れる川である”をテーマにしたもので、センチメンタルをテーマにしている。このアルバムは、作詞は全曲阿久悠、作曲は全曲博堂、編曲は、トランザムのリーダーで、元ザ・ハプニングス・フォーのメンバー、またクニ河内の実弟でもあるチト河内が担当した。阿久の詞に博堂が曲をつけるとき、メロディがなかなか思い浮かばなく苦悩した曲もある。博堂は、みんなが口ずさみやすいのを考えたと後に話している。アルバム発売から3ヵ月後、博堂が亡くなる。

発売後長らくCD化されていなかったが、2023年1月25日、ユニバーサルミュージックより初CD化、発売された。

ジャケットのイラスト

ジャケットのイラストは、博堂自身がパステルを使って描いたものである。

収録曲

全曲 作詞:阿久悠 作曲:大塚博堂 編曲:チト河内

  1. 春は横顔
  2. トマトジュースで追いかえすのかい
  3. 処女(おとめ)
    「トマトジュースで追いかえすのかい」のB面曲。
  4. 林檎の皮
  5. 最初の微笑
  6. 私の愛は間違いじゃない
    自分の一途な愛をどんな目にあっても貫こうといった内容。
  7. ミセス・ホワイトに伝えて
  8. たそがれ
    「春は横顔」のB面曲。
  9. センチメンタルな私小説
  10. ムキになるなよお嬢さん

脚注

  1. ^ 『オリコン・チャートブック LP編 昭和45年 - 平成1年』オリジナル・コンフィデンス、1990年、99頁。ISBN 4871310256