4-tert-ブチルカテコール
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4-tert-ブチルカテコール 4-tert-Butylcatechol | |
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4-tert-Butylbenzene-1,2-diol | |
別称 4-tert-ブチルピロカテコール TBC | |
識別情報 | |
略称 | TBC |
CAS登録番号 | 98-29-3 |
PubChem | 7381 |
ChemSpider | 7103 |
ChEMBL | CHEMBL220845 |
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特性 | |
化学式 | C10H14O2 |
モル質量 | 166.22 g mol−1 |
外観 | 白色ないしわずかにうすい黄赤色の結晶または粉末 |
融点 |
58 °C, 331 K, 136 °F |
沸点 |
285 °C, 558 K, 545 °F |
水への溶解度 | 難溶 |
有機溶媒への溶解度 | エタノール、アセトンに可溶[1] |
危険性 | |
半数致死量 LD50 | 2820 mg/kg(ラット、経口)[2] |
関連する物質 | |
関連するC10H14O2の異性体 | C10H14O2を参照 |
関連物質 | tert-ブチルヒドロキノン |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
4-tert-ブチルカテコール(英: 4-tert-Butylcatechol、略称 TBC)はカテコールの誘導体の一つで、化学式C10H14O2の有機化合物である。4-tert-ブチルピロカテコールとも呼ばれる。
用途
スチレン、ブタジエンなど重合性モノマーの重合禁止剤、ポリマーや油脂、金属石鹸等の酸化防止剤、トリクロロエチレンなどの塩素化炭化水素の安定剤、また可塑剤製造時の添加剤としても使用される[3]。
製造
カテコールとメチルtert-ブチルエーテルを反応させることにより得られる[4]。
性質
可燃性・揮発性のある固体で、わずかなフェノール臭がある。水には溶けにくい[5]。
脚注
- ^ “4-t-ブチルピロカテコール”. 富士フイルム和光純薬. 2019年3月23日閲覧。
- ^ 4-tert-ブチルピロカテコール(東京化成工業)
- ^ “4-ターシャリー・ブチルカテコール「DIC-TBC」”. DIC. 2017年10月20日閲覧。
- ^ Research Institute of Petroleum Processing: SYNTHESIS AND REACTION CHARACTERIZATION OF 4-TERT-BUTYLCATECHOL
- ^ Record of 4-tert-Butylbrenzcatechin 労働安全衛生研究所(IFA)発行のGESTIS物質データベース.