ガットスン・ボーグラム
ガットスン・ボーグラム Gutzon Borglum | |
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生誕 |
1867年3月25日 St. Charles、ベアレイク郡 (アイダホ州) |
死没 |
1941年3月6日 シカゴ |
(ジョン)ガットスン・ボーグラム((John) Gutzon Borglum, 1867年3月25日 - 1941年3月6日)は、アメリカ合衆国の彫刻家。サウスダコタ州キーストーンのラシュモア山にある大統領像の彫刻で有名。
略歴
アイダホ州でデンマークからの移民の画家、木彫師の息子に生まれた。弟のソロン・ボーグラム(Solon Borglum: 1868–1922)も彫刻家になった。サンフランシスコ芸術アカデミーで学んだ後、1890年にパリに移り、私立の美術学校、アカデミー・ジュリアンで学んだ。パリではオーギュスト・ロダンを知り、その動的で印象的な陰影を持つ作風に影響された。1893年にアメリカに帰国し、1901年からニューヨークで活動しニューヨークの聖ヨハネ大聖堂の100人の聖者および使徒の彫刻を制作した。ボーグラムのその彫刻はメトロポリタン美術館に収蔵され、同作品はメトロポリタン美術館が初めて購入した生存中のアメリカ人作家による作品となった。1904年のセントルイス万国博覧会では金メダルを受賞した。
ボーグラムの最も有名な作品はサウスダコタ州キーストーンのラシュモア山国立記念公園のラシュモア山の白い花崗岩の露頭に掘られた、歴史に名を残す4人の大統領の高さ60フィート(18メートル)に及ぶ胸像である。アメリカ政府の依頼で、1927年からボーグラムによって作業は始められ、ボーグラムの没後は息子のリンカーン・ボーグラム(Lincoln Borglum: 1912–1986)が作業を引き継ぎ、1941年10月31日まで14年間をかけて完成された。
1906年から1907年までニューヨークに留学していた高村光太郎は、メトロポリタン美術館のボーグラムの作品に感動し、助手として学んだ[1]。
作品
脚注
- ^ 潟沼誠二 「高村光太郎におけるアメリカ」1979・80-83頁