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ラシュモア山

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ラシュモア山国立記念公園
Mount Rushmore National Memorial
IUCNカテゴリV(景観保護地域)
ラシュモア山国立記念公園の位置を示した地図
ラシュモア山国立記念公園の位置を示した地図
ラシュモア山の位置
ラシュモア山国立記念公園の位置を示した地図
ラシュモア山国立記念公園の位置を示した地図
ラシュモア山 (サウスダコタ州)
地域 アメリカ合衆国サウスダコタ州ペニントン郡
最寄り キーストーン
座標 北緯43度52分44.21秒 西経103度27分35.37秒 / 北緯43.8789472度 西経103.4598250度 / 43.8789472; -103.4598250座標: 北緯43度52分44.21秒 西経103度27分35.37秒 / 北緯43.8789472度 西経103.4598250度 / 43.8789472; -103.4598250
面積 5.17 km2(1278.45エーカー)
成立日 1925年3月3日
訪問者数 275万7971人(2006年)
運営組織 国立公園局

ラシュモア山(ラシュモアさん、Mount Rushmore)は、アメリカ合衆国のサウスダコタ州南西部ブラックヒルズにある標高1,745メートルの山[1]。同山の露頭にあるラシュモア山国立記念碑(Mount Rushmore National Memorial)は、歴史上アメリカ合衆国大統領のうち名高い4人の顔が彫られていることで知られる。ラシュモア山国立記念公園の敷地面積は5.17平方キロメートルで[2]、年間約300万人近くの観光客が訪れている[3]。

元来はアメリカ先住民(インディアン)にとって聖地の一つであり、アメリカ合衆国連邦政府に土地返還を求めている[4]。

ラシュモア山国立記念碑

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ラシュモア山全体像。彫刻の時に出た岩の欠片が大量に溜まっている。
彫刻前のラシュモア山、1905年。
彫刻の様子

ラシュモア山の露頭に彫られた、アメリカ合衆国の成立、発展、開発を記念する建造物である。

アメリカ合衆国連邦政府から委託されたガットスン・ボーグラムが400人の作業員とともに、ラシュモア山の白い花崗岩の露頭に、1927年から1941年10月31日まで14年間をかけて、高さ60フィート(18メートル)にも及ぶ巨大な胸像を彫った。彫られているのは、アメリカ独立戦争、アメリカ独立宣言から150年間の歴史に名を残す4人の大統領(ジョージ・ワシントン、トーマス・ジェファーソン、セオドア・ルーズベルト、エイブラハム・リンカーン)である[1]。

ラシュモア山の花崗岩は16億年前にでき、非常に硬質で、彫刻作業は困難を極めたためダイナマイトで砕きながらの作業となった。当初の予定では腰辺りまでを作る予定であったが資金不足と第二次世界大戦の開戦により継続が困難になったため事業は中止された[5][6]。

1925年3月3日にアメリカ合衆国国定記念公園に指定された。

ラシュモア山は2026年7月4日の独立記念日にはアメリカ合衆国建国250周年行事の会場となり、花火が打ち上げられたほか、ドナルド・トランプ大統領が演説した[4]。

インディアンとラシュモア山

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このあたりはゴールドラッシュ期に白人とアメリカ・インディアンとの激しい抗争が繰り返された地で、大統領の彫刻が彫られたラシュモア山を含むブラックヒルズは、古くよりアメリカ・インディアンの聖地とされていた。

1868年の第二次ララミー砦条約(英語版)で、アメリカ政府は一帯を「グレート・スー・ネイション(偉大なるスーの国)」、「スー族固有の土地」として確約した。しかし、数年後には条約は一方的に破棄され、この土地もアメリカ政府によって没収されていった。(→ララミー条約裁判)

また、この山に大統領の彫刻が彫られると、これに対抗するかのように、この聖地を守るために白人と戦った、リトルビッグホーンの戦いで知られるラコタ・スー族の英雄クレイジー・ホースの巨大な彫刻が、民間の白人家族の手によって、同じブラックヒルズの岩盤に彫られている。1948年より製作中であるが、スー族伝統派はこの像について、「クレイジー・ホースの精神を汚すものだ」として猛反発している[7]。

1971年、ラッセル・ミーンズら「アメリカインディアン運動(American Indian Movement)」の運動家と支援白人たちが大統領像の頂上に登り、条約の有効とこの山の占有権の確認を求め座り込みを行った。その際、彼らはジョージ・ワシントン像の頭上に小便をかけてみせた。

ラシュモア山を舞台にした作品

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映画

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『北北西に進路を取れ』
1959年公開のアルフレッド・ヒッチコック監督映画作品。クライマックスシーンでは同記念公園の彫刻(大統領の頭部)が舞台となる。ロケーション撮影ではなく、スタジオに巨大なセットが組まれた。
『スーパーマンII』
1981年公開の映画作品。大統領の彫像が悪役のゾッド将軍一味の顔にすり替えられる。
『チーム★アメリカ/ワールドポリス』
2004年公開の映画作品。チーム・アメリカの秘密基地として登場し、ワシントンの口からは空飛ぶリムジン、ジェファーソンの顔からはヘリコプター、ルーズベルトの頭からは戦闘機、リンカーンの口からはジャイロジェットが発進する。
『ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記』
2007年公開の映画作品。インディアンによって築かれた黄金都市が眠る場所として、ラシュモア山が登場する。

ラシュモア山の彫刻をモチーフにした作品

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脚注

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  1. 1 2 “世界大百科事典 第2版の解説”. コトバンク. 2018年7月29日閲覧。
  2. ↑ “世界の観光地名がわかる事典の解説”. コトバンク. 2022年2月18日閲覧。
  3. ↑ “ラシュモア山国立記念公園”. GoUSA.jp. 2022年2月18日閲覧。
  4. 1 2 【250年の現在地 米国の歩みと今後】ラシュモア山で記念の花火/土地返還求める先住民「偽善」『毎日新聞』朝刊2026年7月5日4面
  5. ↑ ~アメリカンスピリッツを求めて①~「マウントラッシュモア国立モニュメント」アメリカで愛された4人の大統領たち
  6. ↑ 岩山に刻まれたあの米国大統領群像は 資金が続けば違う姿になっていた?
  7. ↑ Lame Deer, John(Fire) and Richard Erdoes. 『Lame Deer Seeker of Visions. Simon and Schuster』, New York, New York, 1972. Paperback
  8. ↑ “In Rock” (HTML) (英語). Deep Purple The Official Website. Paid Inc.. 2007年8月26日閲覧。
  9. ↑ “Richie Rich (1/7) Movie CLIP - Mount Richmore (1994) HD - YouTube”. www.youtube.com. 2020年8月31日閲覧。

外部リンク

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