観音寺 (気仙沼市)
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観音寺 | |
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観音堂 (2018年11月) | |
所在地 | 宮城県気仙沼市本町1-4-16 |
位置 | 北緯38度54分8秒 東経141度33分57秒 / 北緯38.90222度 東経141.56583度座標: 北緯38度54分8秒 東経141度33分57秒 / 北緯38.90222度 東経141.56583度 |
山号 | 海岸山 |
宗派 | 天台宗 |
寺格 | 別格本山 |
本尊 | 聖観音 |
創建年 | (伝) 和銅年間(708年~714年) |
開基 | 円仁 |
札所等 | 東北三十六不動尊霊場第25番札所 |
文化財 |
観音堂厨子、木造阿弥陀如来坐像(県指定有形文化財) 意馬心猿の図、金銅装笈(市指定有形文化財) |
法人番号 | 7370505000105 |
観音寺(かんのんじ)は、宮城県気仙沼市にある天台宗の寺院。山号は海岸山。本尊は聖観音で、東北三十六不動尊第25番札所である。
歴史
寺伝によると和銅年間(708年~714年)に藤原宇合が蝦夷征討の際に首を祀ったのが始まりとされる。その後、行基が巡錫で当地を訪れた際、本尊となる観音像を彫刻、850年(嘉祥3年)に慈覚大師円仁が堂宇を整備して観音寺と寺号を改めた。比叡山延暦寺(滋賀県大津市)の末寺として全国に七寺しかない「不滅の法灯」を受け継いでいる。なお、東北では当寺、立石寺(山形県)、中尊寺(岩手県)の3つのみ。
観音堂
境内の観音堂は1723年(享保8年)、仙台藩主5代・伊達吉村が、当地方巡視の際、本吉一郡の寄付を許し建築させたといわれる。堂内にある厨子は縦(最長部)150cm、横(最長部)226cm、高さ228cmのケヤキ製で平面凸字形をなし、前仏の部が突出し、その奥に密仏、その左右に脇仏と各々観音像を納める。前仏の部は入母屋造、杮葺で、軒唐破風をつけている。懸魚、獅子、龍身及び波形尾垂木などがある。黒漆を主調に朱色金色など取り交ぜられている。京都の仏師の作といわれている[1]。1969年(昭和44年)8月29日、県から文化財に指定された[2]。
指定文化財
厨子の他、以下が宮城県、気仙沼市から文化財に指定されている[2][3]。
歌碑、句碑
アクセス
脚注
- ^ “指定文化財|県指定有形文化財|観音寺観音堂厨子”. 宮城県. 2018年12月13日閲覧。
- ^ a b “気仙沼市の文化財一覧1(国・県指定/登録)”. 気仙沼市. 2018年12月13日閲覧。
- ^ “気仙沼市の文化財一覧2(市指定)”. 気仙沼市. 2018年12月13日閲覧。