ローデ・シュワルツ
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ローデ・シュワルツは、ドイツのエレクトロニクス企業。日本では、主に高周波用高性能測定器のメーカーとして知られている。
学生のときにドイツのイエナ大学で出会ったヘルマン・シュワルツ博士とロター・ローデ博士により1933年に創業された。 本社はドイツのミュンヘン。 日本法人はローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社として、東京都新宿区に本社を置く。
ドイツ本社
独Rohde&Schwarz社は、エレクトロニクス・電子計測・IT・無線通信分野において 製品の開発・製造・販売を行い、85年もの長い間、世界のテクノロジ・リーダとして成長してきている。 本社はドイツ・ミュンヘン、世界70以上の国々に拠点を持ち、総従業員数は約11,500人、グループの年商は20億ユーロ (2017/2018) に上り、うち90%をドイツ以外の国々で売り上げる。
日本法人
ローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社は、1933年創業の独Rohde&Schwarz社100%出資の子会社。拠点は、東京本社 (東京都新宿区)、東京オフィス (東京都新宿区) 、大阪オフィス (大阪府吹田市) および与野サービスセンター (埼玉県さいたま市)。
主な製品
- 汎用測定器
- オシロスコープ
- スペクトラム・アナライザ
- 信号発生器
- ネットワーク・アナライザ
- パワー・メータ
- ステップ減衰器
- オーディオ・アナライザ
- 放送用測定器
- TVテスト復調器
- 放送信号発生器
沿革
- 1933年 - ヨーロッパ発の高周波セラミックス用計測器
- 1934年 - 750MHz周波数メータ開発 1kw短波送信設備建設
- 1935年 - 3GHz周波数メータ生産
- 1937年 - 世界初の周波数標準生産
- 1938年 - 世界初のポータブル・クリスタル・クロック
- 1949年 - ヨーロッパ初のVHF音声放送トランスミッタ
- 1958年 - 短波レシーバのスタンダードEK07開発
- 1964年 - ヨーロッパ初の無線ノイズ・モニタリング・システム
- 1967年 - ヨーロッパ初の自動ICテスト・システム
- 1974年 - “intelligent”無線機テスタ
- 1975年 - 世界初のTV信号品質モニタリング・システム
- 1979年 - 世界最高精度の船舶航行モニタリング用無線方向検知器
- 1980年 - ヨーロッパ初のTVステレオ/デュアル音声送信機システム
- 1984年 - 短波リンク自動セットアップ・プロセッサ
- 1986年 - ドイツのラジオ・データ・システム (RDS) 発表 スペクトラム解析の新標準スペクトラム・アナライザFSA
- 1990年 - GSM携帯電話用小型送受信機テスト・システム
- 1992年 - GSMの開発とPCNシステム・シミュレータ
- 1993年 - 小型無線機テスタと基地局シミュレータ
- 1995年 - 世界最大のDABパイロット・プロジェクトの送信設備納入
- 1996年 - ヨーロッパ最大のトランクド無線セル (ベルリン)
- 1997年 - 世界初の地上/衛星デュアル・モード携帯電話システム用レファレンス計測器開発 イギリス国内のDVB-T送信機ネットワークの受注
- 1999年 - 世界初の軍事用ユニバーサル無線
- 2001年 - 世界初のGSM携帯電話用ビルトイン・セキュリティ・システム
- 2002年 - 軍事および政府当局向けの暗号化技術
- 2005年 - ドイツの計測機器メーカーHAMEG Instruments GmbHの事業を継承
- 2007年 - 67GHzまでの連続した周波数レンジに対応したスペクトラム・アナライザ
- 2008年 - 受信、方向探知、測定、復調など、すべての無線モニタリング機能をシングルユニットで搭載した、ワイドバンド・モニタリング・レシーバ
- 2008年 - 9kHz〜7.5GHzの周波数範囲で、微弱な信号をトレースするポータブル受信機
- 2010年 - DVS GmbH (旧 DVS デジタル・ビデオ・システムズ)事業を継承
- 2010年 - 政府当局および企業向けの通信機器メーカーTopexの株式の過半数を取得
- 2011年 - ipoque GmbHを買収
- 2012年 - 無線ネットワークにおけるサービス品質(QoS)測定・評価システムのリーディングカンパニーSwissqualを買収
- 2014年 - gateprotect AGを買収
- 2015年 - 企業セキュリティの専門家であるSirrix AGを買収
- 2016年 - Webアプリケーションファイヤーウォールの専門家であるDenyallを買収