コンテンツにスキップ

ハンヌ・シートネン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。SeitenBot (会話 | 投稿記録) による 2021年3月12日 (金) 13:21個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (Botによる: {{Normdaten}}を追加)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

ハンヌ・シートネン Portal:陸上競技
選手情報
フルネーム Hannu Juhani Siitonen
国籍  フィンランド
種目 やり投
生年月日 (1949-03-18) 1949年3月18日(75歳)
生誕地 キュミ州 パリッカラ
自己ベスト やり投 : 93m90 (1973年)
獲得メダル
 フィンランド
陸上競技
オリンピック
1976 モントリオール 男子 やり投
ヨーロッパ陸上選手権
1974 ローマ 男子 やり投
編集 テンプレートのヘルプを表示する

ハンヌ・シートネン(Hannu Siitonen、1949年3月18日 - )は、フィンランドの陸上競技選手。1976年モントリオールオリンピックの銀メダリストである。キュミ州パリッカラ(現在の南カルヤラ県パリッカラ)出身。

経歴

シートネンは、1971年ヨーロッパ選手権に出場。最初の大きな国際大会となったこの大会において、やり投で80mを超える投てきを2本揃えて83m84で4位に入賞を果たす。3位となった東ドイツヴォルフガング・ハニッシュとは38cm差であった。ハニッシュはこの1投が唯一の80mの投てきであった。

翌年の1972年ミュンヘンオリンピックではさらに不運な結果に終わる。決勝では、西ドイツクラウス・ヴォルファーマンソ連ヤーニス・ルーシスの2人が90mを超えそれぞれ金銀を獲得。銅メダルを目指して、アメリカウィリアム・シュミットと争ったが、シートネンは1投目の84m32以外はすべてファールとなり、結局シュミットに10cm及ばず前年のヨーロッパ選手権と同じ4位となる。

シートネンは、1974年のローマで開催されたヨーロッパ選手権では、89m58で、前回銅メダルを争った東ドイツのハニッシュに約4mの差をつけ、金メダルを獲得。大きな国際大会で初めての優勝を果たした。

現役最後の年となった1976年には、モントリオールオリンピックに出場。大会では、ハンガリーミクローシュ・ネーメトが1投目から94m58の世界新記録を記録し1人飛び抜けたものの、シートネンも1投目に87m92を投げ、3位のルーマニアゲオルゲ・メゲレアら、追い上げるほかの選手を押さえ、銀メダルを獲得した。

自己ベスト

  • やり投 - 93m90 (1973年)

主な実績

大会 場所 種目 結果 記録
1971 ヨーロッパ陸上選手権 ヘルシンキ(フィンランド) やり投 4位 83m84
1972 オリンピック ミュンヘン(西ドイツ) やり投 4位 84m32
1974 ヨーロッパ陸上選手権 ローマ(イタリア) やり投 1位 89m58
1976 オリンピック モントリオール(カナダ) やり投 2位 87m92

外部リンク