田村亮一

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田村 亮一
基本情報
通称 ゾンビ
階級 スーパーバンタム級
身長 170cm
国籍 日本の旗 日本
誕生日 (1987-06-04) 1987年6月4日(36歳)
出身地 新潟県新潟市[1]
スタイル オーソドックス[2]
プロボクシング戦績
総試合数 21
勝ち 14
KO勝ち 7
敗け 6
引き分け 1
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田村 亮一(たむら りょういち、1987年6月4日 - )は、日本プロボクサー新潟県新潟市出身。第42代日本スーパーバンタム級王者。JB SPORTSボクシングジム所属。かつては古口ボクシングジムに所属していた[3]

人物[編集]

小学5年生でボクシングを始めた[4]

作新学院高校卒業後、日本大学に入学[5]

来歴[編集]

2013年5月21日に後楽園ホールで宮坂航とバンタム級5回戦を戦い、5回0-3(46-48、47-48、45-49)判定負けでデビュー戦を白星で、飾ることが出来なかった[6]が、半年後の試合では判定勝ちでプロ初勝利を挙げた[7]

そして2015年7月17日に後楽園ホールで日本スーパーフライ級7位の鈴木悠介と54.5キロ契約8回戦を戦い、8回2-1(77-76×2、76-77)判定勝ちを収めた[8]。なおこの試合で東日本ボクシング協会から2015年7月度月間賞新鋭賞を受賞した[9]

2017年5月、JB SPORTSボクシングジムに移籍[10]。同年7月29日に後楽園ホールで日本スーパーバンタム級王者久我勇作と日本スーパーバンタム級タイトルマッチを行い、10回0-3(94-97x2、94-96)判定負けを喫して日本王座獲得に失敗した[11]

その後3連勝して2019年1月12日に後楽園ホールで日本スーパーバンタム級1位の中川麦茶和氣慎吾の返上に伴う日本スーパーバンタム級王座決定戦を行い、10回3-0(97-93、99-91×2)判定勝ちを収めて日本王座獲得に成功した[12]

2019年5月18日、墨田区体育館で元日本スーパーバンタム級王者で日本同級1位の久我勇作と対戦し、10回0-3(92-97、93-96、94-95)で判定負けを喫し、王座から陥落した[13]

2019年9月13日、後楽園ホールで日本スーパーバンタム級1位の古橋岳也と日本スーパーバンタム級挑戦者決定戦を行い、8回0-3(76-77、75-77、75-78)で判定負けを喫した[14]

2019年11月30日、台湾でモエンサク・ヨルとOPBF東洋太平洋スーパーバンタム級シルバー王座決定戦を行い、2回2分15秒TKO勝ちを収め、王座を獲得した[15]

2020年11月21日、後楽園ホールで大場竜と対戦し、5回3-0(48-47×3)で判定勝ちを収めた[16]

2021年10月2日、後楽園ホールで日本スーパーバンタム級王座挑戦者決定戦として日本同級2位の久我勇作と対戦し、10回0-2(73-79、74-78、76-76)で判定負けを喫した[17]

2022年12月26日、後楽園ホールで井上拓真の返上に伴う日本スーパーバンタム級王座決定戦として古橋岳也と3年振りに再戦し、12回1-2(2者が94-96、96-95)の判定負けを喫し王座返り咲きに失敗した[18]

獲得タイトル[編集]

戦績[編集]

  • プロボクシング - 21戦14勝6敗1分(7KO)
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2013年5月21日 5R 判定0-3 宮坂航(角海老宝石) 日本の旗 日本 プロデビュー戦
2 2013年11月5日 6R 判定2-1 相馬圭吾(三迫 日本の旗 日本
3 2014年3月5日 5R 判定2-0 岡本ナオヤ(東拳 日本の旗 日本
4 2014年5月23日 5R 負傷判定 井出羊一(ワタナベ) 日本の旗 日本 B級トーナメント決勝戦
5 2014年11月25日 8R 2:40 TKO 久保賢司(角海老宝石) 日本の旗 日本
6 2015年3月15日 8R 判定0-3 坂本英生(フジタ) 日本の旗 日本
7 2015年7月17日 8R 判定2-1 鈴木悠介(八王子中屋) 日本の旗 日本
8 2015年11月11日 6R 1:58 TKO 松戸佑生(青木) 日本の旗 日本
9 2016年2月17日 3R 2:52 KO 岡畑良治 (セレス) 日本の旗 日本
10 2016年6月6日 2R 1:07 TKO エークナティ・モークルンテープトンブリー タイ王国の旗 タイ
11 2016年11月15日 4R 2:38 TKO 市村蓮司(RK蒲田) 日本の旗 日本
12 2017年7月29日 8R 判定0-3 久我勇作(ワタナベ) 日本の旗 日本 日本スーパーバンタム級タイトルマッチ
13 2017年11月11日 8R 判定3-0 ロベルト・ウドトハン フィリピンの旗 フィリピン
14 2018年3月27日 2R 1:52 TKO 上岡泰(元気) 日本の旗 日本
15 2018年8月9日 8R 判定2-1 ジェストニ・アウティダ フィリピンの旗 フィリピン
16 2019年1月12日 10R 判定3-0 中川麦茶(角海老宝石) 日本の旗 日本 日本スーパーバンタム級王座決定戦
17 2019年5月18日 10R 判定0-3 久我勇作(ワタナベ) 日本の旗 日本 日本王座陥落
18 2019年9月13日 8R 判定0-3 古橋岳也川崎新田 日本の旗 日本 日本スーパーバンタム級王座挑戦者決定戦
19 2019年11月30日 2R 2:15 TKO モエンサク・ヨル インドネシアの旗 インドネシア OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級シルバー王座決定戦
20 2020年11月21日 5R 判定3-0 大場竜(ジャパンスポーツ) 日本の旗 日本
21 2021年10月2日 8R 判定0-2 久我勇作(ワタナベ) 日本の旗 日本 日本スーパーバンタム級王座挑戦者決定戦
22 2022年9月17日 8R 判定3-0 横川聡也 日本の旗 日本
23 2022年12月26日 12R 1-2 古橋岳也川崎新田 日本の旗 日本 日本スーパーバンタム級王座決定戦
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脚注[編集]

  1. ^ DANGAN87 DANGANスペシャルA級トーナメント DANGAN
  2. ^ BoxRecレーティング 【国内/男子】スーパーバンタム級 (55.34 kg以下) BOXINGアンテナ
  3. ^ 久我勇作が田村亮一とV1戦、7.29日本S・バンタム級 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年5月25日
  4. ^ 日本スーパーバンタム級王座決定戦 田村亮一が新チャンピオンに Boxing News(ボクシングニュース) 2019年1月13日
  5. ^ 田村亮一 自分の成長を見せつける ボクシングモバイル 2017年7月26日
  6. ^ 2013年5月試合結果 日本ボクシングコミッション
  7. ^ 2013年11月試合結果 日本ボクシングコミッション
  8. ^ 粉川拓也3-0判定勝ち、日本F級王座返り咲き Boxing News(ボクシングニュース) 2015年7月17日
  9. ^ 井上拓真が月間MVP獲得、敢闘賞は粉川拓也 Boxing News(ボクシングニュース) 2015年8月5日
  10. ^ 田村亮一が新王者 森川ジョージ氏ジムから19年ぶり日本王者 スポニチ 2019年1月12日
  11. ^ 激闘、久我勇作が田村亮一に3-0判定で初防衛 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年7月29日
  12. ^ S・バンタム級は田村亮一 攻め続けて日本王座戴冠 Boxing News(ボクシングニュース) 2019年1月12日
  13. ^ 久我勇作が日本王座返り咲き 田村亮一とまた熱闘 Boxing News(ボクシングニュース)2019年5月18日
  14. ^ 佐川遼が阿部麗也に競り勝つ 日本フェザー級新王者 Boxing News(ボクシングニュース)2019年9月13日
  15. ^ 台湾で人気「はじめの一歩」の冠イベント開催 田村亮一、杉田ダイスケが地域王座戦に勝利 Boxing News(ボクシングニュース)2019年12月1日
  16. ^ 内藤律樹が9回TKO勝ち OPBF・S・ライト級V4 希望は海外…だけど国内強豪対決もOK! Boxing News(ボクシングニュース)2020年11月21日
  17. ^ [1] Boxing News(ボクシングニュース)2021年10月2日
  18. ^ 古橋岳也が田村亮一を2-1判定で返り討ち 35歳対決制し日本S・バンタム級王座返り咲き Boxing News(ボクシングニュース)2022年12月26日

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

空位
前タイトル保持者
和氣慎吾
第41代日本スーパーバンタム級王者

2019年1月12日 - 2019年5月18日

次王者
久我勇作