別府優樹

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別府 優樹(べっぷ ゆうき、1991年4月8日 - )(身長170cm)は、日本プロボクサー宮崎県都城市[1]出身。久留米櫛間&別府優樹ボクシングジム所属。元WBOアジアパシフィックウェルター級王者。愛称は「九州のタイソン[2]

人物[編集]

都城東高校でボクシングを始めて[3]2012年、久留米櫛間ボクシングジムに入門[4]

来歴[編集]

2012年10月21日のプロデビュー戦はKO勝利[5]

2014年ウェルター級新人王西軍代表として、東軍代表松永宏信を相手に2回32秒KO勝ちで全日本新人王とMVPを獲得[6]

その後6連勝して2017年1月13日に後楽園ホールで行われた「ダイナミックヤングファイト」のメインイベントで日本スーパーウェルター級8位のチャールズ・ベラミーウェルター級8回戦を行い、8回1-1(74-78、77-76、76-76)引き分けで15連続KOの日本タイ記録に並べず[7][8]

そして2018年10月21日に地場産くるめで行われた「日本タイトル最強挑戦者決定戦」にて日本ウェルター級2位の永野祐樹とウェルター級8回戦を戦い、8回0-3(75-77、75-76、73-78)判定負けで日本王座挑戦権獲得に失敗してプロ初黒星[9][10]

2019年12月8日、大阪府立体育会館第二競技場で空位のWBOアジアパシフィックウェルター級王座を懸けて、元日本同級王者でWBOアジアパシフィック同級4位の矢田良太と対戦。ダウンの応酬の末に、10回2分11秒TKO勝ちを収め、王座を獲得した[11]

2021年5月19日、後楽園ホールでOPBF東洋太平洋ウェルター級王者の豊嶋亮太と王座統一戦を行い、10回2分59秒KO負けを喫し、王座から陥落した[12]

2021年9月11日、後楽園ホールで元日本ウェルター級王者で日本同級1位の永野祐樹と日本同級王座挑戦者決定戦を行うも、5回51秒TKO負けを喫した[13]

獲得タイトル[編集]

戦績[編集]

  • プロボクシング - 25戦21勝3敗1分(20KO)

脚注[編集]

  1. ^ プロボクサー別府優樹選手 表敬訪問 宮崎県 2015年1月20日
  2. ^ “九州のタイソン”別府、再起戦判定勝ちで謝罪「しょうもない試合」 櫛間会長もバッサリ スポニチ 2019年4月15日
  3. ^ クラブ出身の「別府 優樹」 選手の全日本新人王戦決勝戦【21(日)】での勝利を祈ってます! コスモクラブ都城 2014年12月18日
  4. ^ 「九州のタイソン」別府優樹選手!日本タイトル前哨戦 「第二の故郷」久留米で6月ゴング!福岡ソフトバンクホークスで活躍した松中信彦も登場! 久留米ファン 2017年5月24日
  5. ^ 2012年10月試合結果 日本ボクシングコミッション
  6. ^ 全日本新人王決定戦、MVPは別府優樹 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年12月21日
  7. ^ 別府優樹15連続KOならず、チャーリーと引き分け Boxing News(ボクシングニュース) 2017年1月13日
  8. ^ 別府優樹15連続KO逃すも…己の拳にプライドの芽
  9. ^ 九州のタイソン初黒星 永野が判定勝ちし挑戦権獲得 Boxing News(ボクシングニュース) 2018年10月21日
  10. ^ “九州のタイソン”別府はプロ初黒星、日本王座挑戦権を得られず スポニチ 2018年10月21日
  11. ^ 別府優樹が5度のダウン挽回 WBO・AP王座獲得 中川健太が日本S・フライ級王座返り咲き Boxing News(ボクシングニュース)2019年12月8日
  12. ^ 豊嶋亮太がウェルター級2冠統一 別府優樹に10回KO勝ち Boxing News(ボクシングニュース)2021年5月19日
  13. ^ 日本ウェルター級挑戦者決定戦 前日本王者の永野祐樹 5回TKOで別府を返り討ち Boxing News(ボクシングニュース)2021年9月11日

関連項目[編集]

外部リンク[編集]