青梅大祭

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青梅大祭(おうめたいさい)は、毎年5月2日から5月3日にかけて東京都青梅市で行われる祭りのこと。住吉神社青梅大祭青梅祭り住吉祭礼などとも呼ばれる。青梅市では最大規模の祭り。

青梅大祭の山車
住吉神社

歴史[編集]

江戸時代末期には、既に行われていたが、3月28日旧暦)に行われていた。昭和44年まで、4月28日に祭りが行われていたが、現在は、この日に住吉神社で神事を行い、5月2日3日の両日に山車が曳かれる。2011年は、東日本大震災のため、開催を自粛した。

祭りの様子[編集]

5月3日には、青梅駅前の広範囲の道路を通行止め(青梅市勝沼にある青梅信用金庫本店付近の勝沼交差点~青梅市日向和田青梅警察署日向和田駐在所先の和田橋交差点など)にして、計12の山車が曳かれる。また、街道の両側には多くの露店が立ち並び、大勢の人で賑わう。山車同士または山車が練り歩く途中に居囃子がいる場所で鉢合わせになると、「競り合い」が行われる。各々の山車には手古舞役の厚化粧の少年少女が3~10名ほど出る。手古舞以外の少年少女は化粧しない。 また例年、多摩ケーブルネットワーク中継される。

山車と山車人形[編集]

山車は、先述のように計12の町の囃子連たちによって曳かれる。元来の祭礼町は住江町(新宿。提灯には「宮本」)(墨江町囃子連)、本町(下町)(本町囃子連)、仲町(英町)(仲町囃子連)[1]上町(福井町)(旭連)[2]森下町(鶯町、溝端)(森若囃子連)の五町[3]で、この五町から山車が出た。戦後、これに近隣の町である滝の上町(滝ノ上囃子連と千ヶ瀬の『ち友連』との合同)、大柳町(大柳町共和会囃子部)、天ヶ瀬町(天ヶ瀬町囃子連)、裏宿町(裏宿囃子連)が加わり、更に後には勝沼町(勝沼囃子会)、西分町(西分町囃子連)、日向和田町(日向和田囃子連)の山車が加わった。(勝沼町、西分町、日向和田町は住吉神社の氏子町ではない)(山車を曳くようになったのは明治5年頃と言われている)[4][5]

山車人形は、曳かれる山車の上部に置かれていたもので、明治40年頃迄、電線が敷設されたため三層の山車を現在のような屋台型に改造し、その後は各町の人形場(祭典事務所)で展示されている。その内、森下町の山車人形・武内宿禰は、嘉永年間製作のものとされ、もと神田三河町四丁目の山車人形であり、神田祭でも曳かれていたという(製作者は花川戸の住人、都梁斉・法橋仲秀英)。上町の日本武尊は明治5年に浅草福井町から贈られたものと言われている。神功皇后(住江町)はお歯黒を付け引眉しているが静御前(仲町)は引眉せず歯は白いままである。昭和43年にこれらの5町の山車人形は市の有形民俗文化財に指定された[6]

居囃子[編集]

会場を練り歩く各町の山車の他にも各地域の居囃子が青梅大祭に参加している[7]

また、青梅囃粋會(おうめそうすいかい)所属の団体など下記の居囃子団体も参加している。

ギャラリー[編集]

関連項目[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 柚木町の『梅花連』も加わっている。
  2. ^ 畑中の囃子連。
  3. ^ 1971年7月1日に現在の町名に変わった。『青梅大祭 / 勝沼町の歴史』より。
  4. ^ 青梅大祭の2017の日程は?山車12基のそれぞれの特徴は? - 明解情報ブログ、2017年5月3日閲覧。
  5. ^ 山車とお囃子(その8) 山車祭り見聞録
  6. ^ 森下町の山車人形 - OMEnavi 青梅資料館HP。2017年5月4日。
  7. ^ 青梅大祭山車と居囃子紹介 - 2017 青梅大祭実行委員会HP。