雪 (童謡)

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』(ゆき)は、日本童謡文部省唱歌。作詞者、作曲者ともに不詳。

概要[編集]

1911年明治44年)の『尋常小学唱歌(二)』が初出。2007年平成19年)に、「日本の歌百選」に選ばれた。

誤って、1番と2番を間違えて歌ったり、1番の第2節から2番の第3節につなげて歌う人がいる。

歌詞[編集]

  1. やこんこ (あられ)やこんこ。
    降つては降つては ずんずん積(つも)る。
    も野原も 綿帽子(わたぼうし)かぶり、
    枯木(かれき)残らず が咲く。
  2. 雪やこんこ 霰やこんこ。
    降つても降つても まだ降りやまぬ。
    は喜び 駈(か)けまはり、
    火燵(こたつ)で丸くなる。

{
\set Staff.midiInstrument = #"voice oohs" \key f \major \time 2/4 \tempo 4=92 \relative c'' {
 c8. d16 c8. d16 | c4 a8 r | a8. bes16 a8. bes16 | a4 f8 r
 a4 f8 g | a4 f8 g | a8. bes16 c8 c | g8. a16 g8 r \break
 c8. d16 c8. d16 | c8 c a a | a8. bes16 a8. bes16 | a8 a f r
 d'4 c8 a | c c a f | a a g8. g16 | f4 r \bar "|."
 }
\addlyrics {
\set stanza = "一"
 ユ ー  キ ヤ コン コ ア ラ レ ヤ コン コ
 フツ テ ハ フツ テ ハ ズ ン ズ ン ツ モ ル
 ヤ ー マ モ ノ ハ ラ モ ワ タ バウ シ カ ブ リ
 カ レ キ ノ コ ラ ズ ハ ナ ガ サ ク
 }
\addlyrics {
\set stanza = "二"
 ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー
 ふつ て も ふつ て も ま だ ふ り や ま ぬ
 い ー ぬ は よ ろ こ び に は か け ま は り
 ね こ は こ た つ で ま る く な る
 }
}

こんこ[編集]

こんこ」の正確な意味・語源は不明で諸説あるが、「来む」(来い = 降れ)と関係がある言葉と思われている。特に、

  1. 「来む来む」(降れ降れ)
  2. 「来む此」(ここに降れ)

の2説が有力とされる。「来む来む」説の場合、語源的には本来は「雪やこんこん」となる。これについては、別の曲補足を参照)の歌詞の最初の部分と一緒になる事を避けたという説がある[要出典]国語学者大野晋によれば「コンコン」はもとは「来ム来ム」であり、「雪よ、もっと降れ降れ」が最初の意味であったとしている[1]

補足[編集]

  • 瀧廉太郎作曲、東くめ作詞の幼稚園唱歌(明治34年(1901年)7月出版「幼稚園唱歌」の18曲目)に「雪やこんこん」という曲がある(「こんこ」ではない)が、こちらは別の曲である。こちらは、始めの歌詞は「雪やこんこん あられやこんこん」である。
  • 本曲の出だしの「雪やこんこ、あられやこんこ、降っても降っても」までのメロディーは、ドヴォルザーク作曲の歌曲集『聖書の歌』の第10曲「主に向かいて新しき歌を歌え」の前奏部分の動機とよく似ており、3~4小節目にいたっては本曲と全く同じ旋律線を持っている[2]
  • 任天堂より発売されたスーパーファミコンシューティングゲームスターフォックス』では、隠しステージ「OUT OF THIS DIMENSION」のボス戦BGMとしてこの曲と「聖者の行進」と「ちょうちょう」をつなげたものが使用されている。
  • 2010年ハウス食品「ウコンの力」(忘年会に篇)のCMで「雪やウコンウコン」という替え歌CMソングとして起用された。

脚注[編集]

  1. ^ 大野晋 (1974). 日本語をさかのぼる. 岩波書店. pp. 217p. ISBN 4-00-412092-6. 
  2. ^ 「雪やこんこ」はドボルザーク作曲だったんだ… @_Nat Zone

関連項目[編集]