集中戦略
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集中戦略(しゅうちゅうせんりゃく)または集中化戦略とは、マイケル・ポーターによって提唱された競争戦略のうちの一つ[1]で、企業が対象とする市場を特定の顧客層や特定地域などのセグメントに集中することである。
集中戦略にはさらに次の2つに分類される[1]:
- コスト集中
- 選ばれたセグメントでコスト優位を確立する。
- 差別化集中
- 市場の特異なセグメントに資源を集中することで、他社に対する競争優位を確立する。また対象を絞った狭い範囲の中では競争上で優位に立つことができる。この戦略では顧客のより望むものが提供できるという差別化は維持できても、狭い範囲であるため価格が高くなりすぎて顧客の許容範囲を超えてしまうというリスクが存在する。
脚注[編集]
- ^ a b 板倉宏昭 『経営学講義』 勁草書房、2010年、55頁。ISBN 978-4-326-50334-6。
関連項目[編集]
- 経営戦略論
- 差別化戦略、コスト・リーダーシップ戦略 - ポーターの3つの基本戦略