金日成広場

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座標: 北緯39度1分9秒 東経125度45分12秒 / 北緯39.01917度 東経125.75333度 / 39.01917; 125.75333

金日成広場
各種表記
チョソングル 김일성광장
漢字 金日成廣場
発音 キミルソングァンジャン
日本語読み: きん・にっせいひろば
英語表記: Kim Il-sung Square
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地図
金日成広場の位置(中央)。地図をクリックして見える赤線内は中区域

金日成広場(キム・イルソンひろば)は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)平壌直轄市中区域にある広場大同江の西岸にあり、人民大学習堂大同江を挟んで主体(チュチェ)思想塔と隣り合っている。1954年8月に竣工した。名前は同国の初代最高指導者、金日成 (1912 - 1994) に由来する。

概説[編集]

面積は75000m2[1]に達し、世界で16番目に大きい中央広場であり、朝鮮民主主義人民共和国の道路元標のような基準地点でもある。[要出典]広場の地面は花崗岩で敷きあげられている。祝典、集会、政治、文化の活動などを行う場所として使われている。祭礼のためかいわゆるバミリ(立ち位置記載)がなされている。

1992年に行われた朝鮮人民軍創建60周年記念軍事パレードは世界的に報道され、この広場を有名にした。特に日本のテレビ放送では20数年以上に亘って映像が使い回されステレオタイプを促進する形となった。

2012年にはそれまで飾られていたカール・マルクスウラジーミル・レーニンの巨大な肖像画が外された[2][3]朝鮮労働党本部に飾られていた金日成の肖像画も撤去されている。

2020年5月、広場一帯が閉鎖されて改修工事が行われた。クレーン車で軍事パレードの際に閲兵に使う施設などが取り壊されていること、広場内の金日成金正日肖像画が撤去されたことが衛星写真により確認されている[4]。なお、同年10月10日に行われた朝鮮労働党創建75周年記念軍事パレードでは閲兵施設の改装、金日成・金正日の肖像画の人民大学習堂への移設が確認された。

周辺[編集]

この広場を取り囲む建物類。

ヘルムートザッハースコーヒーのコーヒー

脚注[編集]

  1. ^ 月刊イオ編集部『朝鮮魅力の旅改訂版』朝鮮新報社、2012年、12頁。 
  2. ^ 聨合ニュース2012/10/12
  3. ^ “ロケット失敗発表、金正恩が直接指示(1)”. 中央日報. (2012年4月19日). http://japanese.joins.com/article/702/150702.html?servcode=500&sectcode=500 2017年4月30日閲覧。 
  4. ^ 金正恩氏が再び「消えた」 ピョンヤン・金日成広場で改装工事の動き=報道”. 大紀元 (2020年5月18日). 2020年5月14日閲覧。

外部リンク[編集]