野末悦子

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野末悦子(のずえ えつこ、1932年- )は、日本の産婦人科医師。

人物・来歴[編集]

東京生まれ。幼時を満州奉天で過ごし、1946年東京に引き揚げる。1957年横浜市立大学医学部を卒業後、東京大学医学部付属病院分院産婦人科に入局、1965年「妊産婦死亡に関する疫学的研究」で東大・医学博士公立学校共済組合関東中央病院、母子愛育会病院をへて、1971年、久地診療所所長、1982年より川崎協同病院副院長、産婦人科部長。1997年、コスモス女性クリニック開設、院長となる。日本産科婦人科学会、日本母性衛生学会、日本産婦人科医会、日本臨床細胞学会、日本東洋医学会、日本更年期医学会に所属。各地の講演会、テレビ出演などで積極的な活動を展開[1]

著書[編集]

  • 『いい女の更年期 女、40才からのからだとこころ』 (主婦の友健康ブックス)主婦の友社, 1983.12
  • 『女性のからだ 生理と病気の基礎知識』 (新日本新書) 新日本出版社, 1986.12
  • 『女の病気Q&A 女医さんがやさしく答える』 (主婦の友社健康ブックス) 主婦の友社, 1986.5
  • 『老人ホームに働く婦人の健康手帳』 (ゆたかなくらし・ブックレット) 筒井書房, 1988.6
  • 『女のからだbook ティーンから更年期までの月経トラブルの本』 (主婦の友健康ブックス) 主婦の友社, 1990.3
  • 『続・いい女の更年期』 (主婦の友健康ブックス) 主婦の友社, 1993.4
  • 『女性ホルモン最新療法 更年期を若く、美しく、健康で乗り切る』朝日出版社, 1993.9
  • 『更年期 体とこころの変わり目をじょうずに乗り切るために』 (女医さんシリーズ)主婦の友社, 1996.1
  • 『更年期をのりきる女性健康手帖』大月書店, 1996.3
  • 『野末悦子の女のからだクリニックQ&A』 (主婦の友ミニブックス)主婦の友社, 1997.3
  • 『女性の医学 最新版』主婦の友社, 1999.4
  • 『すてきな人のイキイキ更年期 基礎の基礎から最新の治療法まで、一から教えます』主婦の友社, 2003.2
  • 『老いのヒント』家の光協会, 2007.1
  • 『女60代からは、病は気から、老いも気から。 85歳現役医師が明かす、いつまでも若々しく生きるコツ』大和出版, 2017.12

共著[編集]

翻訳
  • ジェネル・スバックシャープ『女性と乳がん 克服プログラム』藤原理恵共訳. メディカ出版, 1990.7

監修[編集]

  • 『更年期、わたしの選択 「心とからだの危機」を本音で語る30人の体験』監修. ベストセラーズ, 1997.11
  • 『女性の医学百科』 (主婦の友新実用books Clinic) 池下育子共監修. 主婦の友社, 2003.7

脚注[編集]

  1. ^ 『女60代からは、病は気から、老いも気から。』