英文解釈教室

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英文解釈教室(えいぶんかいしゃくきょうしつ)は、伊藤和夫の代表的な学習参考書研究社刊。受験生がどう頭を働かせれば、英文の構造を読み解けるのかを伊藤による独自の体系でまとめた1冊である[1]

概要[編集]

「直読直解」を理想とし、英文を構造ごとに15の章にわけ、解説している。受験英語教育が単語主義、熟語主義に陥りがちな中、英文を読む際に基本的に離れられない原則論を展開する方法は、当時から"難解"との声も多く上がったが、難関大学の受験生からはバイブル的な扱いを受け、伊藤を全国的に有名にした。"that"などの働きが重要な単語への理解を重要視するのが、伊藤の方法論である。

1996年には、『解釈教室』では難しすぎると感じる受験生のために、『基礎編』・『入門編』も発刊された。正編の出版から30年近く経った現在では、翻訳家など英語を使った職業の人間にも、この本で英語を学んだと言う者も多く、受験参考書という枠を越えた評価を受けている[1]

かつては多くの受験生から支持を受けた『英文解釈教室』であるが、入試問題の英文自体が易化してしまった現在では、ここまで難しい構文把握は必要ないとの意見も多い[1]

15章は、1 主語と動詞、2 目的補語、3 that節、4 what節、5 倒置形、6 同格構文、7 It...that...、8 意味上の主語、9 関係詞、10 修飾語の位置(1)、11 修飾語の位置(2)、12 比較の一般問題、13 比較の特殊問題、14 共通関係、15 挿入の書形式。

シリーズ[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c 刀祢館正明「英語をたどって 5」『朝日新聞』2013年11月13日夕刊1面